CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

僕は天使ぢゃないよ

僕は天使ぢゃないよ

最近はデビッド・ボウイの『Ziggy Stardust』がヘビーローテーションなんです。あのドラマチックでエモーショナルな構成に胸が締め付けられる思いで聴いています。あの満たされない感覚、他にもあったような・・・と考えて思い浮かんだのがこのあがた森魚の同名映画のサントラですが、これ、単なるサントラと思ったら痛い目見ると思う。何しろあがたさんの泣ける名曲「僕は天使ぢゃないよ」や「清怨夜曲」などのヴァージョン違いはもとより大滝詠一のソロアルバムから心温まる「みだれ髪」や「それはぼくぢゃないよ」、ファンキーな「びんぼう」、そしてティンパンの演奏など聴き所満載というか聴き所しかないというか。そして妙な統一感がある。それで、このドラマチックでエモーショナルな構成で満たしても満たしても満たされることのない、このなんとも説明し難い感覚、それが共通するのがこの二枚と僕は思っています。映画的なのかな、と、まあ『僕は〜』の方はサントラなんでまんまだけど、『Ziggy〜』もストーリー設定があるんだっけ?その辺だけが原因ということでもなさそうだけど。そういえば『Ziggy Stardust Motion Picture』なんてアルバムもありますね。これは一度数年前同僚だったタカギが普段音楽なんて殆ど聴かないのにバイト中に流していてビックリしたんで覚えてる。確か「White Light/White Heat」のカヴァーをやったりして、どサイケだったように思う。タカギは映画の専門に行く為にバイトを卒業の前にやめてそのまま配給会社に就職したような映画好きだ。『Ziggy〜』を初めて聴いたのはミツハシがりゅうちゃん宅で酔っ払っている時に流した時だし、じゅんちゃんもデビッド・ボウイ好きだし、映画好きがデビッド・ボウイを通るということと僕が感じる映画的な音ということに何らかの法則性を感じるんだけどこれはどういうことなんでしょうかね?単なる気のせいかね?ちなみに僕は彼らに出会うまで一度も聴こうと思ったことなんてないんだけど。