CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

ハリー細野&ザ・ワールド・シャイネス/FLYING SAUCER 1947

FLYING SAUCER 1947

FLYING SAUCER 1947

カントリーらしいです。カントリーは正直まったく聴かないというかわからない、興味が湧かないこともないですが「俄然カントリーが熱い!」というムードになることもなかなかないでしょう。ということでまぁカントリーやりました、と言われても「ナニ??細野さんがカントリーを???それは実に興味深い!」という風にはなりません。でもまぁ細野さんの歌声はカントリーやろうが沖縄やろうが細野さんでしかなく、その辺が好きなので。しかし蓋を開けてみればカントリーってこんなんなんだっけか?と思わせるほどどこをどう切っても細野さんのアルバムでしかない、そんなところが細野ワールドの魅力だと思ってます。感じとしてはHOSONO HOUSEが一番近いんでないでしょうか。三十ウン年前の1stソロと最新作並べても全く違和感がない、これだけ色々やってきた人がルーツに立ち返って全くブレていないというのが素晴らしいです。これは純粋な興味や楽しさから音楽をやってきたという証拠なのかも、羨ましい。全篇通してリラックスムードなのは本人の人柄とそこに集まる人の人柄とが音に出るのか、これも昔も今も変わらずというところでしょう、とても穏やかな気分で聴けます。個人的にはYMOから電子音寄りの細野さんにはまだあまり興味を持てずにいるので、今年はHASYMOの活動が特に活発でしたが、その他にこういう新譜が出るのは単純に嬉しいですね。