CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

Lotus/The Strength of Week Tie

ザ・ストレングス・オブ・ウィーク・タイズ

ザ・ストレングス・オブ・ウィーク・タイズ

この人たちのことはまったく知らないし名前も聞いたことなかったんですが。もう終わったOrganicのコーナーで展開する際入荷したものです。展開している時にまたこの手のジャムバンドか…としか思わなかったのはこのバンド名、そしてジャケット。もうなんだか聴く前から聴いた気になってこんなんばっかやなーと錯覚するのが得意になってしまった昨今。いい加減このジャンルにこだわらないことにこだわることにこだわらない耳を手に入れたいと最近思っています。先日買った宇宙の音ディスクガイドでこれではないですがこのバンドの音源が紹介されていて、だからというわけではないですが、どうも僕の想像していた音と勝手が違う模様、数あるジャムバンドでもエレクトリックな感覚が強いものには結構惹かれる傾向にあってSTS9とかはその辺がツボだったんです。で、これもどうやらそっち寄りなのではないか、と思わせるようなレヴューで、ちょっと聴いてみんべということに相成りました。結果、最初の数曲は見事、ダラダラと展開するようなものではまったくなく、Organicという感覚でもなく、躍らせることを重点に置いているようでリズムの跳ねが程良く、音の手触りも僕が求めているようなエレクトリックなものとジャムな展開を上手く織り交ぜていて、歌も入るんだけどその歌もUnderworldみたいなんで、これはちょっとありそうでないような新しさを感じました。で、しばらくいい感じにノリノリだったんですが、後半は「この手の」な展開になってしまって、こういう体に優しい音は好きな人は好きなんだろうけど個人的には退屈で仕方ないもんで、前半凄くカッコ良かっただけに少々残念。ただ、こっち方面への偏見みたいのを取っ払うきっかけにはなりそうです。