CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

SUN CITY GIRLS/YOU'RE NEVER ALONE WITH A CIGARETTE

You're Never Alone With a Cigarette: Singles 1

You're Never Alone With a Cigarette: Singles 1

SCGをいつどういう経緯で知ったのかまったく覚えていない。なんだろう、BOREDOMSと、あるいはBOREDOMSが比較されているのをどっかで見たとかまぁそんなとこでしょうか。そのせいか、Girlとか入ってたりすることもあって勝手にSlitsとかRaincoatsとか女の子が素っ頓狂な声を上げているフリーキーなバンドを想像していて、まぁ全然違ったんだけど、とにかく何かしら頭の聴いてみたいリストに名前が並んでいたわけです。WARSZAWAにWHY?の新譜を買いに行った時にもう1枚何か買ってこう、ということで手に取ったのですが、これは最近再発…?なのかな、シングル集のようです。他にも数枚リイシューされていたようですが、これはジャケが一番気に入り、入門者にもコアなファンにもオススメという常套句に騙されてみたのです。比較されている、かどうかも定かでないですが、BOREDOMSとはまぁ違いますね、音の感触もテンションとかも、まぁどこにも属してなさそうな雰囲気は共通するところがあるかな。しかし、とにかくこのバンドに関する予備知識みたいなものがまったくなくて、えーと3人でやってるのかな、ドラムの人は最近亡くなったそうです。あとはギターとベースなのだけどとにかく音がペラペラ、低音など無きに等しい。で中近東的なメロディ、あるいは荒野の用心棒的な、あるいは関西風に言うと「いなたい」フレーズをノイジーなギターでダラダラと繋いでいくような感じ。これが実に気持ちいい。Starsの栗原ミチオのソロアルバムで1曲西部劇的な曲があったけどそれにとても近いかな、あっちはもっとグルーヴィーでしたが。後はこの荒涼感とペラペラ具合は砂漠のブルースといわれるティナリウェンなんかを髣髴とさせます。ティナリウェンはじめ砂漠のブルースと呼ばれている音楽をよく知らない時*1、アフリカではなくアメリカのテキサスとかの方の砂漠を想像していたのだけど、それを補完する形でこのバンドを砂漠のブルースとして置いてみるのもいいかもしれない。ちなみにテキサスではなくアリゾナの人達のようです、ちょっと西の方ですが砂漠のイメージというのに変わりはないか。という感じにいろいろ参照してみても結局得体は知れぬまま。とりあえず1枚聴いてみたけどもまだまだ謎なバンド。

*1:今はちょっと知ってる程度