CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

Traband/KOLOTOK

リンクがでないのでオフィシャルを。Traband*1チェコのジプシーパンクバンドです。2004年に渋谷のeggmanで何日かにわたりライヴを行っていた際、CICALA-MVTAと対バンの公演を見て以来とても気に入っているバンドです。そのライヴの時にはプロモーション用のCDR、短いベスト盤のようなものなのですが、それだけ買って帰り、その後かなり聴きこんで他のCDも欲しいとなってから数年、どこに行っても彼らのCDが置いていないという悲しい状況が続いていました。こんなに素晴らしいのに…。先日ユニオンでこのCD、しかも国内盤がJ-POPの棚に激安価で紛れ込んでいたのはまさに棚から牡丹餅、あるいは瓢箪から駒とでもいいましょうか、あの見つけた瞬間の喜びはちょっとしたもんでした。Traband、あそこで取り扱ってるよなんて情報、ビッグウェルカムです。ちなみにこのバンド、今はメンバーの脱退などあり、三人で活動しているようです。また見たい。で、このアルバムのころはまだ結構メンバーの数が多く、ドラム、チューバ*2バンジョー、トランペット、そしてフロントマンのお兄さんがアコーディオンクラリネット、ギターなどを弾き、こぶしを握りながら歌う、といういい感じの編成、シカラムータ好きの人にはたまんないでしょう。ジプシーパンクというからもちろんロマ音楽要素はテンコモリ、その手の音が好きな人は無条件に反応するでしょう。ユーモアも抜群で荒野の七人のテーマ曲のカヴァーなんかを旋律をロマ風にいじってやっていたりするあたりに思わずニヤリとさせられます。他にもサーカスだったりスカだったりとにかくお酒を飲んで盛り上がること必至。東欧のトラッドを取り入れた*3パンクってのはなかなかないんでないかな、ただ、ちょっと場所は変わりますがポーグスやその系列のフロモリなんかのアイリッシュトラッドを取り入れたパンクや、クラッシュ、あるいはソウルフラワーなんかもそうですが、その辺のリスナーもいけるんじゃないかと思います。いかんせんCDが置いてある店を見たことがないのでマストバイ!とは言えませんが、がんばれば通販などで入手できないこともないかも…わかりませんが。とにかくサイコー!

*1:トラバント

*2:ユーホニウムだったかな?

*3:もちろんそれ以外の要素もありますが