リトテンの新譜。このタイトルにこのジャケ、聴く前には映画『
茶の味』の主題歌
*1を連想して、花鳥風月を表したとどこそこの惹句にあったのでもうそっち方面期待しまくってたんですが、正直その感じはあまりないです。おおよそはいつものリトテンなのですが、強いて言うなら、アンサンブルがストレートになったかなと。なので少し地味に聴こえる部分もあるやもしれん、そのへんが花鳥風月なのか、一方でサイケ感は割増されています。春野さんが主張しているところなんか特に。大分前から熟練の域にあるこのバンドですが、今回も更に熟していて、安心して聴けます。熟しても尚攻めの姿勢を全く崩さないのがこのバンドのカッコいいトコロ、求めていたものとは違うけれどなんだかんだで楽しいしライヴを見たくなってくる。ホントいいバンドです。トピックにもなっていますが、
Over the Rainbowを演っていてそれがとても爽やかでとても美しい。それこそAfrican Jamboreeに匹敵する極上のチルアウトチューン!