僕が
ボアダムスという存在を認識して
からしばらくして出たのがこのアルバム、当時彼らを巡る全ての要素が新鮮でカッコよく刺激的で興味深かった。そして今満を持してこのアルバムを聴くわけだが、
BOREDOMS自体は初めてではないし、このアルバムのタイトル曲のシングルは持っています。それでも、僕のリスナー史を考えるとやはりこのアルバムは結構重要なポイントではあるわけで、ついに!という気持ちが大きいわけです。だからとても複雑な気分、というのも
BOREDOMS周辺やルーツやフォロワーなど色々聴いてきたうえでここに辿り着くというわけでも戻ってくるというわけでもない、こういう感覚はまぁまったくないこたないだろうけど、やっぱりこのバンドでそれとなるとまた格段に違いますわなあ。何も考えず、ただ只管持って行ってほしい、そういう気持ちで身を委ねるしかない、良いとか悪いとかじゃなく、自分が今ついに体験するその「瞬間」ただそれだけ、それ以外の何物でもない、ということです。おそらく僕のこの文を読んでこれから
BOREDOMSを聴こうなんて思う人は彼らの
知名度やらなんやら考えても、殆どまったくと言っていいほどいないでしょう、興味ある人はとっくに聴いてるだろうし。もう一度。これは僕の思い出と体験に即した文章、覚書、なんでもいい、ただ自分のために書いているところが普段よりも大きいで、す。