スウェーデンのSSW。シンプルなギターと深みのあるヴォーカル、じっくりと聴かせるいい歌い手だと思います。誰かに似てるんだよなー
シド・バレット…違うか。何だか聴いたことのあるメロディの曲を歌ってるなーと思ったら
Massive Attackの「Teardrop」。『MEZZANINE』でCocteaw Twinsのエリザベスが歌っている曲ですね。漆黒の闇に一瞬浮かび上がる光のようなあの曲ですね。このカヴァーが凄く良くて、まさにメロディだけを抽出して自分のものにしている。未だにカヴァーブームが巷で流行っているようで、カヴァーすりゃいいってもんじゃないでしょう、な酷いモノが実に多く、もう食傷というレベルをとっくに通り越しているわけです。そうでなくてもカヴァーというものは原曲へのリスペクトと、自分の持ち曲にしてしまうようなオリジナルな解釈、破壊→再構築
*1、その絶妙なバランス感覚があって初めて良いカヴァーとなると思っています。これが成功するとカヴァーに聴こえなくなります。カヴァーすればいいってもんじゃない、というのはそういうこと、自分の曲にしてしまって初めて聴くに値するわけです。じゃなきゃ原曲聴けばいいわけですし。これがなかなか出会えるものではないのですが。これは素晴らしいですね。もちろん他にもいい歌うたってます。
