CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

pit er pat/High Time

High Time

High Time

Pit er Patの最新作。ちなみに4th albumだと思ったんだけど、Emergencyは前作のライナーによると前身のBlackbirdの作品を再発したものらしいので3枚目、まぁそんなこたどうでもいいんですが。前作前前作とTortoiseのJohn McEntireとガッツリ組んだ作品だったのですが、今作ではJohnの名前はクレジットされておらず、録音には54-71仕事でお馴染みShellacのBob Westonを迎えています。まず驚くのが日本的のお祭りなリズムで始まりギターが入る冒頭、ドラムベースキーボードのギターレス3pのバンドでしかも音の印象が固定されていただけに別バンドかと思わせるような音です。その後もこの感じは続いていきます。何と言うか、このバンドはICY DEMONS周辺ととても親密なのですが、その辺の捻くれ具合や、あるいはレーベルメイトのOOIOO、更にはBOREDOMSの影響*1もビシビシ感じます。でも一番近似性を感じたのはウリチパン郡、しかも4人編成になる前と今の音*2をごっちゃにしたような。もちろんそっくりとかではなくて音の感触だけの話なのだけど。あとはこれまたBOADRUMに参加していたGGDの音にも通じるものがあります。それだけBOREの音ってのは強烈なものだと思いますが、にしてもこのバンドがこういう方向に行くとは想像だにしていませんでした。以前のイメージはゴスでダークでタイトでちょっぴりエモという感じだったので。ウリチパンが突き抜けていたのに対し、なんとなく以前の名残も結構あってかなんとも居心地が悪く不気味です。同居しているわけでも乖離しているわけでもない、この居心地の悪さは癖になります。今後どうなるんでしょう、凄く気になります。

*1:ドラムのButchy Fuegoは77BOADRUMに参加しています

*2:ご存知だと思いますがドラムの千住さんはex.BOREDOMSですね