もう取り上げられまくった後なので特に紹介します！とかお薦めです！とか必要ないかな、な4人組。ただ、これについてちゃんと書いたことなかった気がするんでちょっと書いてみます。もともとの
オオルタイチ×ウタモの頃の音源では何というか簡単に言うと
桃源郷湯けむり情緒な音で霞食って機材弄ってちょっと鼻歌まじりに出来上がったという感じでしたが、千住さん
*1と亀井さん
*2が加入して役割分担がはっきりしたとか、それぞれの演奏や歌への比重が高くなったとかで、一気にその音が肉体を持った、あるいは輪郭がはっきりした、というような印象を持ちました。言うなれば
イザナギと
イザナミが作りたもうた世界、では、やがて行われるようになった稲作や祝祭というような生の営み、そういうものを時を超えもろに思い出させる音。つまり
オオルタイチは父であり、ウタモは母であり、亀井さんは実りであり、千住さんは祝祭であり、そこから浮かび上がるのはまさにヒューマンネイチャーでっしゃろ、と、そういう歌。僕はメンバーそれぞれの音をそれぞれ聴いてきてそして
ジャイアント・クラブだったわけですが、いきなりこれから入った人、やはりそれぞれかなり面白い活動をしてきた人達なのでこれを機会に聴いてみてください、人はどこから来たのか、その秘密に触れるチャンスかも！
