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STUDIO VOICEが休刊だそうで。SVは数ある雑誌の中で僕がたまに買う雑誌の一つで、他にはまぁremixとかミュージックマガジンなど特集をみて、という感じ。remixやミュージックマガジンが割と時流に沿った特集を組みますが、SVは音楽雑誌ではなく「multicultural magazine」というだけあって、ファッションや映画や写真やその他の中の一つの音楽というだけあって、切り口が他の音楽誌とは異なっていてその辺が?な部分も多々ありましたが好きでした。僕が初めて買ったのは2003年1月号。「伝説の名盤300選」特集。それまでSVの存在は知っていたし読んだこともあるけれど買うことはなかった、というのも、そもそも、雑誌ってーのはSVにしても特集以外の記事が半分以上を占めているので割高な気がして、それまでの特集、例えばサイケ特集なんかもかなり興味深い特集だったにも拘らず立ち読みで済ませていたわけです。で、まぁそういうスタンスであったもんがなぜそこで買うようになったかというと、大学の空き時間に生協にいつものように立ち読みしにいったんですが、このディスクガイドを立ち読みで済ませるには目がチカチカして網膜が焦げてしまうんでないかそれは困る、ということで所謂「文カフェ」*1でゆったりと読むことにしたわけです。ちなみにこの所謂名盤でない名盤ばかりを紹介した特集にはかなりお世話になりました。正直これがなきゃ聴いてないだろってな音楽はいっぱいあります。PRIVATE CHART10なんてのもあって面白い、故蔦木栄一やPhew、山崎春美、宇都宮泰その他の選ぶ10枚とか。思い入れのある1冊です。ちなみに今数えたら12冊ありました。一番最近のはミニマルミュージック特集。2003年からですから1年に2冊くらい買ってたのかな?その中で今でもたまに取り出すものもあって、特にNO WAVE特集、プログレディスコ特集、ポストジャズ特集、アンビエント特集は未知の部分が多いせいか手に取ることが多いです。しかしまあよく今まで続いていたなぁというのが正直な感想で、この内容にしてこの情報量と執筆陣で儲かりまっか?という話を友人としたことを思い出しもし、まぁこと音楽の特集に限ってでしか語ることはできないのですが、だって、ミニマルミュージック特集で食いつく人がどれだけいるか、という話ですよ。しかもINFASってそんなに大きな出版社でもないでしょうに、そんなことない?その辺はビジネス云々で部数が云々ということでなんとかやっていたんでしょうか、音楽以外の特集はもっと食い付きがよかったり?そもそも食いつき悪いと思い込んでるのは僕だけ?今日本中でミニマルミュージックブームが、なんて、そんなバカな…。で、やっぱり売れてなかったんですね。しかしまあそういうところがこの雑誌のいいところだったように思います。とても残念。もう雑誌って売れないんですかね、ネットでタダでなんでも読めてしまう、とかなんとかいったって、雑誌を買ってきて読むあの感覚って代わりはないような気がするんですがね。じゃあ今って一体何が売れてるんですかね、国が消費しろ消費しろってな具合だから何も売れてないのか、みんなお金ないんや。音楽好きは頑張っても雑誌1冊買うお金で中古CD1枚買うか。世知辛いな。で、そんな僕も相対性理論特集無視して*2オクCD。
- アーティスト: Jackie-O Motherfucker
- 出版社/メーカー: Atp Recordings
- 発売日: 2005/12/06
- メディア: CD
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