CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

contrarede presents Joanna Newsom Japan Tour 2010@早稲田奉仕園SCOTTHALL

オフ。夕前早稲田へ向けて外出。早稲田は久しぶりではないが、馬場から早稲田へ歩くのは大分久しぶりかも。作治ビルの先、入ったことのない路地に入った先にその施設はあり、どうやら早稲田教会というキリスト教の施設の中の建物が今回のJoanna Newsomのアンプラグ公演の会場のよう。そこまで大きくもなくちょうどいいサイズのレンガ造りの建物、中に入るとこれまた広くもなく狭くもないちょうどいいサイズの広さのホール、二階席もある模様、余計な装飾のないシンプルな内観、ステージには小さいパイプオルガンがあり、その前にはJoannaのグランドハープ、向かって右手にドラムセット、左手にはテレキャスバンジョー、そしてタンブーラ*1、他バロック・フルートやソプラニーノ・リコーダーが配置、前回と編成は同じようです。といってもアンプラグ公演ということで完全Joannaのハープ弾き語りソロなのかと思っていました。左手の弦担当の後ろにはアンプがあるし、ハープの横にはヴォーカル用のマイクもあるし、要はノンPAということですか。向かって右のステージ下にはグランドピアノも設置、今回はピアノも弾くんでしょう。そんな中、ベロアの赤い、超ミニで肩と背中を大きく出したドレスでJoannaが登場、ソロで2曲披露、歌はマイクを通すものの、ハープは直の鳴りを聴くことになるので聴衆にもどことなく緊張感があります。バンドも続いて登場、バンドメンバーもスーツをカチっと着こなしています。二人ともアンプラグだからか音の鳴りに細心の注意を払っているような丁寧な演奏で、そのせいか、あるいはバンドとしての経験の賜物か、前回の来日時よりもアンサンブルがより自然にこちらにも響いてきました。新旧織り交ぜたセットリストで1時間30分強のステージ、昔の曲には更に愛着がわき、一方で今度の3枚組という壮大な新譜にも大いに期待させる、そんな素晴らしいステージでした。アンコールが終わると、ホール内にはそこにいるすべての人々の幸福感が充満しているような、おそらくアンプラグという繊細な試みから生まれたものだと思うけれども、そんな幸せな気分。それを噛み締めながらまた馬場へ歩いて戻り、少し時間に余裕があったのでタワレコに寄ってブラブラして帰宅。

*1:と前回来日同様Joannaは言っていたのだけど、タンブーラで画像検索するとシタールのような楽器が出てくる、今回のものも前回同様見た目はサズー、あるいはブズーキのような8弦の弦楽器でした