CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

contrarede presents WHY? live in Japan 2010@渋谷O-NEST

夕方出掛け。橋本へ行きナガサカに楽器を返す。ついでの立ち話で知らされる衝撃的事実、事実が衝撃というよりは知らなかったことに大きなショックを受ける。そのまま帰ってしまいたかったけど渋谷へ。taico clubで来日していたWHY?、大阪の追加が決まっていたが東京はスルーだったのだけど昨日主催のcontraredeからのメルマガで急遽東京公演が決まったことを知りちょうどオフだったので見に行くことにした。twitterで色々見ていると何となく急遽決まったというよりは決まっていたけど発表できない事情があったという感じ。事情ってまあtaicoへの配慮だと思うけど。で前日に発表で周知は当日という感じなのだけどそれでもNESTといえど満員にする程の人気でした。
灰汁 a.k.a. edawakare.productions
前座は灰汁。ターンテーブリスト2人にMC1人のトリオ。若くはない。ターンテーブリストは4台使いの人と2台使いの人。レコードマニアな風貌。そしてB-BOYというよりはハードコア畑の人という感じの風貌のMCはラップというよりはポエット、あるいは独白、そして時折絶叫したりと多分に狂気を孕んだスタイル。音は黒煙にも通じる不穏な音で時折ノイズをまきちらしたりする。なのでHIP-HOPはHIP-HOPなのだけど底知れない異物感が漂っている。めちゃめちゃカッコよかった、圧倒された。
WHY?
3度目の来日。僕も来日ごとに見に行っているので3度目だが見るたびにメンバーが増えて、今回はベースまで加わった。これまで持ち回りで演奏されていたベース専門のプレイヤーが加わることによってそれぞれの演奏の幅が広がるのは当然だが、とうとうヨニはヴォーカル以外マラカスしか演奏しなくなってそのかわりに変な動きが増えてました。ちなみにそのヨニは髪を短く刈りこんで岡村さんみたいになってた。前回前々回のWESTに比べ圧倒的に狭い&低い&近い、そしてそのベースプレイヤーの加入によってもう完全に1個のバンドとして成り立っていて、それこそ別のバンドを見ているような気分にすらなる瞬間もあってその感じがとても面白かったが一方で最初のあのマルチプレイヤー集団の演奏によるマジカルな感覚が薄れてしまってそれは少し残念。そんな中で叩くことに専念するようになったジョシアのドラミングがかなり暴れまわっていて今回は殆ど彼ばかり見ていたような気がする。そしてWHY?はなんだかんだで曲がいいので結局終わってみればとても満足いくライヴだった。
2バンドなので9時過ぎには終了、Tシャツが売っていなかったので何も買わずにさっさと帰宅。