CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

OWEN PALLETT@原宿ASTRO HALL

朝、といっても起きたのは午ぐらいなのだが、twitterのTLからCaptain BeefheartことDon Van Vlietが亡くなったことを知る。DVVはもうとうの昔に音楽をやらなくなっているのだけれど、10代の終わりに彼の音楽に出会い衝撃を受け、影響を受け、影響を受けたであろう音楽に出会い出会う日々は続いている。その彼の訃報を受けるということ、ショックであり悲しみもあるがどこか非現実的でもある。彼は音楽をやめたけれど彼の音楽は世界中いたるところで解釈、改変、解体、再構築、回帰などなどを繰り返し様々な形でアップデートされている。言わば現代におけるstrangeな音楽の元素としてただ存在し続けている。ビーフハートという記号に生きながらしてなってしまっていたDVVの音楽。そんな彼の死というのは、音楽家の死として捉えるには過去の人感が些か強いか。Syd Barrettの死がそうであったように。それでも、彼のカムバックを心の片隅で思っていたこともあるし、やっぱり悲しいなぁ。うん、何だかんだ言って悲しい。悲しいよ。それで彼の音楽を聴いてみたらカッコいいんで興奮して、奇妙なんで楽しくなったりして、悲しくなくなっちゃったりして。でもやっぱ悲しいな。R.I.P.Captain Beefheart
そんな奇妙な悲しみを携えて原宿へ。竹下通りを抜けてASTRO HALLへ。初めて来たがロッカーが外にあるのね…まぁ大きいハコで建物の縁に付いてたりってのはよくあるけどこの規模のハコでは珍しい?今日寒いからさ…。アストロホールは何だろう、天井は意外と高い、ファッションショーとかやるからかな。僕が着いた時既に結構な客入りで、いい場所探してたらおばはんにちょんちょんつって「見えません」つって言われた、まぁデカいですからごめんなさいね。でもいい場所で見たい、迷惑にならない程度の〜と見渡して探してたらまた「見えない、全っ然見えない!」だって。そんなに見たいなら前行けよ…つーか何でこんな狭いトコでやんだろうSMASH…。とりあえず僕は前行きますけどね。頑張れば行けるし。てなわけでいい感じの場所確保。そんな感じで前座一切なしでOWEN登場。スラっとしたイケメン。日本語で挨拶して演奏が始まる。照明はシンプルに、スクリーンに映像を流している。ヴァイオリンはアコースティックにピックアップを付けたような、そして赤いシンセ、ノードじゃないと思うけどあれ何だろうな。そして足元にエフェクター類があるのでしょう。見えないけど。その少ない機材でどんどん音を重ねていってあのオーケストラルなサウンドを作っていく様は圧巻。Andrew Birdとも似たスタイルだけれどよりシンプルにしかし豊かな音を作っていたように思う。結構演奏は勢いがあって荒々しさや雑音などもどんどん増幅してCDよりも当然ラフでライヴ感のある音。同じスタイルでもAndrewとはやはり違う音が出る。アコースティックにピックアップを付けてそれを重ねたりエフェクトをかけたり…両者とても参考になった。鍵盤、やっぱりある程度弾けるようにしないとなぁ。そんな感じで1時間半ほど、19時開演だったので随分早く終わった。
錦糸町で飲んでる3人のもとに駆けつける。錦糸町初めて降りた。印象は特にない。2件目がドイヒーだった、まぁ盛り上がりましたけどね。2件目でもりたん帰宅、残った3人、カラオケに行き、美豚でラーメン食ってタクシーであべちゃん宅。寝る。