CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

朝霧JAM'11 2日目

ふと目覚めるとちょうど日の出の時間だった。水がなかったので歯磨きはもちろん口を漱ぐことすらできず、でも気持ち悪いのでメキシコーラ用のポッカレモンを口に含んでちょっとすっきりさせる…なんだかなぁ。そしてガムを噛みながら日の出ウォッチポイントへ。やっぱり少し寒いので山賊汁とホッカイロで体を温めて日の出を待つ。日の出はここ数年は見ていなかったので久しぶりに見れてよかった。暖かかった。そんで水を買って飲みながらテントに戻ってまたすぐ寝る。そして起きる。下に行ってオムカレーオムカレーは何故か毎年食べてる気がする)とビールの朝ごはん。恒例の太鼓に今年はツインドラム付きのようだ。ムーンに移動。
GINA & CHRIS aka Quirkish Delight
朝霧初参加で一番最初に見たGINA & CHRIS。再び。最初からGINAはステージから降りていてステージ上のCHRISと一緒に演奏を始める。GINAのヴァイオリンはピックアップをつけてそれを無線で飛ばしているようだ。GINAを取り囲む観客、あるいは歩き回るGINAの後ろに観客がついて列ができたりする。差し詰めハメルンの笛吹きといった様相。後ろに付いている彼らはもう戻ってくることはないだろう。ということで相変わらずご機嫌なステージで盛り上げてくれた。僕の朝霧のイメージは彼らが作っている、のかもしれない。
TETE
レインボーに戻ってTETE。大きいステージなのでバンドでやるのかと思っていたが一人でギターを弾きながら歌っていた。一生懸命覚えた日本語で、朝霧元気デス、ワタシマイギター、ドウゾ、などとしゃべる意外と陽気なヤツだった。
LITE
初LITE。やっぱりカッコいいことはカッコいいんだけどちょいエモ過ぎる部分もあったか。もっと複雑な曲オンパレードかと思っていたが。
THE HEAVYMANNERS
朝霧以来のHEAVYMANNERS。相変わらずのぶれないカッコよさ。今回はRUMIがゲストで数曲盛り上げていた。あまりにしっくり来すぎてこのバンドのヴォーカルなんじゃないかと思わせるぐらいだった。こないだのイベントでもかけたSTOP THE KILLINGもヴォーカルなしでやっていたのでグッときたね。
テントに戻り帰りの準備。テントも畳み、後はもう帰るだけの状態。
SEUN KUTI & EGYPT80
そしてお待ちかねのSEUN。僕は今回これを見に来た。FUJIでは2回とも見たのだけれどどちらも導入部は見れなかったので最初から最後まで見るのは今回が初めてだと思う。いきなりフルスロットルのアフロビートで会場を沸かせるEGYPT 80。なんでも一人亡くなってメンバーが代わっているそうだが。トランペットのメンバーがシェウンの代わりにヴォーカルをとっている。これでもかなり良い。そしていったん引っこんでバッチリの衣装になった女性ダンサーとシェウンが登場。女性ダンサーのケツ振りはやはり素晴らしいくらいプルプルだ。そしてシェウンは既に貫禄がある。彼が現在のブラックプレジデントだ。まさかのZOMBIEだ。声が千切れるほどの歓声とコール&レスポンス、そしてとにかく踊った。その後も圧巻のアフロビートで踊りをやめることを許さない一方で、MCでは丁寧な英語で観客に語りかける。それに反しての観客の反応は少し悪く感じ取られてしまったかもしれない。英語力の弱さ(でも弱い俺でも聞き取れるようなものだったけどなぁ)と恥じらいとでもいうのかポリティックな事への消極性とでもいうのか、音が鳴れば踊りだすのだからつまらないわけではなかろうが、シェウンは少し不思議に思ったかもしれない。それはともかくも最高だった。終演後Tシャツも買えた。
SOUL FLOWER UNION feat. 大熊ワタル from CICALA-MVTA
そして大団円のSFU。今回は直前に大熊さんが久しぶりにサポートで参加すると聞いて楽しみで仕方なかった。何度もソロを取る場面もあり、これを機に更にCICALA-MVTAの人気が出ればいいなぁと思うがどうだろうか。あまりにもSFUサウンドに溶け込んでいてサポートとは思われなかったかもしれないが…。平和に生きる権利や戦火の彼方、風の市、満月の夕べなどなどなど、毎回素晴らしいライヴだが今回は特に素晴らしかった。そんなこんなで夕焼け小焼けで皆帰る。
帰りはマックを食べて、車酔いと闘いながら1時前に帰宅。楽しかったです。