CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

CROWN OF FUZZY GROOVE 再現LIVE@六本木Super Deluxe

昼過ぎ外出。表参道でお茶してから六本木。駅前の異常な混雑を抜け、駅前とは異質の行列ができたスーデラことスーパーデラックスへ。超久しぶりにして二度目のスーデラ。前回はゆるゆるギターズを見に来たんだけどステージの場所が違った。今日は山本精一&THE CROWN OF FUZZY GROOVERSによる2002年の名盤CROWN OF FUZZY GROOVEの再現LIVE。個人的にもかなり好きなアルバムだけれど同じく思い入れが強い人が多いのだろう、かなりの人が集まっている。制作〜発売においての経緯からレコ発LIVEをできなかったが最近ようやっと見合ったプレイヤーが出てきたということで9年越しのレコ発という趣だそうで。最初で最後の演奏になるだろうとのこと、貴重なライヴだ。そんなプレイヤー、THE CROWN OF FUZZY GROOVERSの面々はシンセにex.灰皿、tenelevenなど(存じ上げなかったので調べた…)の坂口光央と西滝太、ドラムに山本達久、千住宗臣。坂口さん以外はお馴染みの方々。大阪ではこれにPARAの家口さんも加わっていたそう。精一さんのいる右側に陣取ったため左端の坂口さんだけ死角になっていて小型のスピーカー?とカオスパッドとつまみの付いた何かしか見えなかった。順に山本さんは今回はドラムセットも組んであったけれどドラムというよりもパーカッションの役割が結構多かったかも、WAVEDRUMを主に使用。千住さんはフロアタムに布を被せているようにも見えたがいかに?基本のビートは彼が担っていた。西さんはいつもの二刀流でベースパートも担当。後印象的なリフは西さんと精一さんによって奏でられていた。山本さんは足元は見えなかったがギターはストラトと12弦のアコギ、テーブルが三台あり、VS880、iPod、鳴り物(水の入ったワイングラスと木製?金属製?のストロー、ボンゴのようなアフリカンな太鼓、鋏、紙、鉛筆、カリンバ、マッチ、ドキンちゃん(プヒーと鳴る)、エッグマラカス(ドラム二人も持っていて3人で鳴らす場面も))、カオシレーターmini、サンプラーかな?と思ったがドラムマシン。鳴り物で一番使われていたのはワイングラスで、グラスハープにしたり、ストローで水をぶくぶくしたり、ストローで叩いてベルみたいに鳴らしたりしていた。再現ということなので音源の曲の展開に沿ってはいた。VSから音源を出したりなど生演奏のみでの完全再現とはいかないが、それでも殆どのパートが目の前で再現されていく光景とそれだけに留まらず生演奏のダイナミズムと立体感、音圧、などなど、更には当然プレイヤーのリアルタイムの肉体感や演奏の個性、精一さんのアップデートされた音もあるだろう、で、やはりただの再現ということにはならなかった。ラストのマントラルのテーマの繰り返しと次第に轟音になっていく音のレイヤーに飲まれる感覚、いつまでも浴びていたいような心地よさに1時間20分、あっという間に過ぎてしまった。色々と洗い流してもらえたようだ。アンコールは当然なし。PARAのDVDRがあったので買って、新宿でBounceだけもらって帰る。