CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

波多野敦子@下北沢lete

朝4時過ぎ。あの人が富山に出張のため起きて準備を始める。起こされたというよりは何となく起きれたら見送ろう的に考えていたので起きれたから見送る。まだ夜も明けぬ暗い中ゴミ出しついでに一緒に下まで降りたら何だかいい気分だった。部屋に戻りそのまま二度寝、と言っていいのかわからぬが寝る。9時過ぎに起きて昨日のいいともの増刊号最終回や録り貯めていた番組を見てから散髪へ。初めて行く美容院。犬がいる。ヤフオクの話で盛り上がる。帰るといいとも最終回は終わっていたが録画していたので見る。たけしのたけしらしい振る舞いに感心し、最後まであの老アイドルに辟易して、自分がいいともを見なくなった理由ってこの辺も大きいなあなどと思う。少し遅めの昼食は昨日の残りを混ぜてソースにしパスタにする。お酒を飲みながら。日が落ちてからサミットに買い物に。自転車転がしてサミット行くのが一番楽しいかも。安いからではなく楽しいから行くサミット。駅とは反対側にあるからいいのかもしれない。しかし風が強く寒い。帰って晩御飯の準備をしようとしていると朝富山へと行ったあの人から帰るとのメール。間もなく帰宅。そのまま団欒といきたいところだが今日はleteへ波多野敦子さんのソロライヴ。ごはんの支度をキリのいいところまでし、少し話してから手ぶらで出かける。下北に越して来て5か月になろうとしているが初めて下北でのライヴ。フラっと出かける感じが気分がいい。leteは気になっていて関島さんのソロや潮音ちゃんの小部屋、さかななどなど何度か本当に行きたいと思ったけど結局行けなかったライヴもありやっと来れた。入口の感じ、店の佇まい、中の狭さやインテリアも凄くいい感じ。僕もここでライヴしたいなあ、とシミジミ思う。波多野さんは気になるヴァイオリニストの一人で最近では石橋英子オオルタイチなどとの共演で注目度も高くなっている方。ソロではどういうことをするのだろうか、という興味がとてもあり来てみた。2セットで1セット目はルーパーを使った長めの曲を3曲。2セット目は歌もの2曲と眺めの曲で締め。ヴァイオリンではなく5弦のヴィオラを使っていて、ピックアップはピエゾ、足元にはグライコ→ルーパー→?(踏むとその時鳴らした音のロングトーンが出るけどこれもルーパーかも、DD6でホールドを短く踏むとなるようなのにスラーをかけた感じとでもいうのか)→リバーブ→ボリュームペダル。ヴァイオリンのソロでルーパー使いでオーケストレーションというのは正直まったく珍しくないが、ヴィオラの低音の使い方やアンサンブルの紡ぎ方など流石と思わせるタッチで心地よく聴くことができた。歌ものの方がその長い即興的な音を纏めていく方向に行くのでこちらの方がより個性が出ているような気もして良かったし参考になることも多かった。というわけでいい空間でいい音楽をゆったりと聴く、しかも家から手ぶらで歩いて5分もかけず終わったらふらっと帰れるというのがこの上なく気分がよく贅沢に思えた。これから暖かくなってもっとこのお店に来る機会が増えたら楽しいだろうと思う。帰るといいともスペシャルを見ている。風呂に入ってさっき用意しておいたご飯を食べながら見る。何だかしんみりしてしまった。色々思うことはあれど、長く続いたものが終わるというのはどうしたって寂しいものだ。ここ最近こういう春の日の卒業やらの寂しさを感じることがあまりなかった。長年働いた店を出たのは冬だったし…。じわじわ来るね。