CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

オフ。昨日からの流れでいいとも最終回スペシャルの録画を見る。さんまとの円卓トーク、懐かしかったがあまり面白くない…というよりは長いなあーと飛ばしてしまった。ダウンタウンなどが乱入してからの行は最高だった。記念撮影までの流れが本当に最後に相応しい混沌としたものだった。僕が学生時代に鬱々としているとき、昼までのトーク番組ばかり熱心に見ていたのだが、中心にテレフォンショッキングがあった他、いいともはタモリが時折見せる無軌道っぷりが痛快で仕方なかった。僕の嫌いな某老アイドルがわかったような態度で幅を利かせ始め、見るに堪えなくなり見なくなってしまったこの番組だが、この今回の混沌に関してもやはり面白さを殺しにかかり、この番組への個人的な終焉と実質的な終焉がリンクしてとても悲しい気持ちになった。その感情とは別でかつてこの番組に愛着を持っていたものとして、見なくなってもその番組が続いているという事実がどこか安心感をもたらしていたのだろうということを実感しとても切なくなった。それが12時過ぎにフジテレビに回した時のありきたりな昼の番組に取って代わられているのを確認したときの気分といったら。昼に焼きそばを食べ、今日の春の陽気、年度が新しくなり、消費税もエイプリルフールになることなく上がってしまったようだ。こんな終わりと始まりの入り混じった落ち着かない不安で寂しい感覚と一緒に、自転車で出かける。新居で迎える最初の春を実感すべく下北周辺の桜の見られるポイントをググり、それを早足で浚う。何度か通って、昨日もサミットの帰りに横目で確認した代沢緑道まで茶沢通ではなく住宅街を縫って行き、環七方面へ。少し花の根本とでもいうのだろうか緑がかって今日が花の盛りのピークと思わせる。環七を上って第二のポイントである玉川上水緑道を目指す。時折民家から除く桜も堪能しながら。玉川上水緑道はほぼ笹塚。子連れが多い。暗渠になり舗装されたプレイスポット的な路は思っていたよりも趣がなく少しガッカリしたが、途切れたはずの緑道の先に分け入っていくと現れた上水にも大きな桜が垂れ下がり、これがとても良い。そのまま北沢の住宅街を抜け、下北の北側へ。第三のポイントである桜坂の一本桜というのを探すもなかなか見つけられず。そもそもがわかり辛い下北の街、これかな、と商店街から住宅街に入る坂道、大きな桜が立つ民家が二件。立派だ。しかしながら探していたのはこれではなく割と知った商店街の中に一本立っていた。ああここか、とこれも思っていた程のものではなかった。第四のポイントである高架下は工事で隠れているため最後に代沢緑道にまた戻る。今度は渋谷方面へと漕ぐ。渋谷方面への緑道は思っていたよりも長く、途中に小さな原っぱがあったりしてなかなか良い。そのまま漕ぎ進めて池尻あたりまで行くと烏山川緑道と合流し目黒緑道になった。このまま行けば目黒川の桜も見られそうだが、今日は日があるうちに戻るという予定なのでここで引き返す。ただ、そのまま引き返すのも勿体ないので烏山川緑道を。こちらは桜はほとんどなく、少し日が落ち始めて肌寒くなりはじめたこともあり冬を少し思い出す。烏山まで続くらしいこの路を太子堂で折れ、茶沢通りを戻る。ベルセバ『わたしの中の悪魔』とベリーズ工房『愛のなんちゃら指数』をBGMに切なさ全開で駆け抜けた今回の花見サイクリングは代沢緑道を最後ちょろっとして終了。少し休んで買い物、と思ったが昨日いろいろ買い込んだのでいいか、と録音を始める。1曲録って晩御飯の準備。今日は鶏肉のトマト煮とチーズオムレツ。おいしくできた。ずっと切ない気分だ。