CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

早番。帰り物凄い轟音が聞こえた。エンジン音のようだがそれにしても音がでかい。でかいというよりも辺りが轟音で満たされているという感じ。よくよく見ればバイクの集団だ。いわゆる暴走族というヤツなのだろうか。まさか渋谷のど真ん中でお目にかかるとは。それにしても彼らはどこから来たのだろうか。暴走族というもの殆ど見なくなったが田舎の方にはまだいそうだ。それにしても本当に久し振りに見た。ちなみに彼らは信号はちゃんと守っているし、ホーンを鳴らすということもしないし、恰好はカジュアルだし特攻服はおろか上下シャカシャカジャージもいない。まったくもってお行儀がよい。ただただ轟音と排気ガスのきな臭さが辺りを包み込むという光景はなかなか異様だ。かつての暴走族の集団から与えられる印象とは違う不思議な感覚。何だかいいもの見たな、と思ってしまった。パトカー数台に煽られ彼らは恵比寿方面に走り去っていった。