■

遅番。exマーズヴォルタのアイキーが亡くなったそうだ。マーズヴォルタは間違いなくオマーとセドのバンドだったし、僕が好きだったのは勿論オマーの音楽なんだろうけれどそれはセオドアのドラムがあって、マルセルのパーカッションがあって、エイドリアンのサックスがあって、そしてアイキーのキーボードがあって初めて僕の好きなマーズヴォルタサウンドだった。その頃の音が一番好きだしライヴでもギラギラした面々はアイキーのどっしりした存在感があって更に映えていたのだ。そんなアイキーが好きだったからロングビーチダブオーケストラとかも聴いてみたりしたんだった。アイキーは亡くなった時ちょうどジャック・ホワイトのツアー中だったというからマーズヴォルタ脱退後はジャック・ホワイトのバンドで活躍していたんだな、と今知った。そもそも僕はホワイトストライプスをどスルーしてきただけあってジャックホワイトもそのままスルーしていたのだ、知る由もない。ただ、華麗なるギャッツビーのサウンドトラックが職場で流れていた頃やけにマーズヴォルタっぽい曲があるなぁと思って聴いていたのは他でもないジャック・ホワイトの曲だった。それってつまりそういうことじゃない？38歳、あまりにも早すぎるだろう。R.I.P