CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

早朝起き。湯布院の街が見下ろせる部屋だから朝の幻想的な霧の湖も部屋から見える。昨日ひっそりと煌めいていた町がすっぽりと隠れてしまった。再び起きた時にはもうそこに見下ろせるのは温泉街である。美味しい朝食をいただいて、荷造り。チェックアウトし、義母が来るのをロビーで待つ。義母が義祖母を連れ着いたので宿を発ち、一路久住の花公園を目指す。グングン山道で車酔いしてしまうが、山道の景色はどこも素晴らしい。紅葉もピークではないのだろうがグラデーションが美しく天気も良いからいい時に来たと言えよう。途中で休憩した寝仏の見える変わった形の展望台や、ススキを突き抜けるまっすぐな一本道や赤や緑の山々。本当に久し振りに旅、という気分。花公園は盛りでなく少し元気のない花が多いのと高原なりに寒いのでザッと見て、お花など買ったりして、近くのワイナリーでピザの昼食。そして帰りはとても久し振りに運転などしてみる。もう何年ぶりかというくらいなので最初感覚がなかなか取り戻せずあたふたしたが山道なれど車通りも少なく(煽られてイライラすることはあったがこちとらおばあちゃんを乗せているから無視)感覚を取り戻すのにはうってつけだったかも。無事、湯布院まで戻り、最初に入ったカフェで一服。また義母に運転してもらい空港を目指す。空港でお別れ、二人で搭乗手続きしてから、お土産を調達したら夕食にお寿司。寿司屋、宿の人がなくなったと言ったので鶏天にするつもりだったが結局あった。この4日間、色々とご馳走になったが、海の幸も山の幸も本当に美味しかった。家族で入れるような空港のお寿司屋さんだけどネタもいいから、関サバにはありつけなかったけど最後まで舌福であったなぁとシミジミ。出発の時間になったので飛行機に乗り込む。次に来るのはいつになるだろうか、まぁ所縁の土地になったのだからすぐかもしれない。でもこのたった4日間だけど景色、人、などなど色々で満たされ過ぎたからしばらくはちょっと気持ちが落ち込むんだろうと思う。元々は妻がいて、の旅行であったわけだけど、そこから生まれた寂しさをその後も妻が横にいることで何とか立っていられることに妙なループを感じるがそんなことはどうでもよく、それが家族になるということなのだろう。しかし道中、流石に疲れたので羽田からはバスで新宿。やっぱりビルが多いなぁ当然のことをあらためて思いながらのバス。東京タワーが見える。隣のおばさんのおかきが臭い。新宿で明日のパンを買ってそして下北に着いた頃には現実が覆いかぶさってくる。でも大丈夫。