CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

結局そのまま起き、しかし何をするでもなくテレビを見始める。しばらくして妻が起きてきて何となくの朝が始まりそうだったが、ここで私は機嫌を直そうとしなかった。だんまりを決め込む私、妻は朝食をとるかと尋ねるが私はそれでもそのまま。呆れたか付き合ってられんという感じで妻は出かけてしまった。腑に落ちないが何となくそのまましばらくジっとしてからこのままジっとして一日終わるのもバカバカしいと思い始めたら途端に腹が減り始めた。昨晩まったく手を付けなかったおかずは妻が弁当箱に詰めて持って行ってしまったがサラダだけ残っていたのでそれとパンを焼いて食べる。そうして掃除機をかけたり、楽器の練習したり、しばらく放置してしまったじゅんちゃんの着信に返したり。そうすると昨晩まったく何も食べず朝も食べずにいたらパンとサラダだけでは流石に足りないのだとすぐにまた空腹になってしまったのでラーメンを茹でてキムチを入れて食べたら異常な旨さだった。なんだこれは…とかなんとか思いながら過ごしてると段々自分が何にこんなに腹を立てているのかわからなくなってしまって、妻も恐らく荷物からして仕事場に行っているのだろう、折角の休みに仕事場に向かわせてしまった自分の態度を反省し始める。取り敢えずパンが無くなったので買いに行こうと思う。家を出、パン屋で食パンとおやつのスコーンを妻の分と二つ買って出たところでメールに気付く。なんてことはない晩御飯のことについて。メールを返し折角だから合流できればしようとスーパーに行ってみるが見当たらないし時間的にもう帰っているのだろうか、とそのまま家に戻ると帰ってはいないがしばらくすると帰ってきた。何となく決まり悪いがそれでも何となくいつもの感じに戻る。謝る時は謝るけれど謝らなくても仲は直る。今日はそうだったのだろう。妻の作ったカレーを食べて何だか安心した。