CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

エナンティオドロミア

エナンティオドロミア

今はどうか知らないけどジョン・マッケンタイアの彼女のアルバム。バックはシカゴというかその辺。ただし、そういう感覚で聴くとちょっと違うかも。あくまでメインはAZのヴォーカルとピアノだから。トータスとかシカゴアンダー〜とか想像しない方がいいです。そこまで変なことやってるわけでもないのに、聴いているとなんとも奇妙な気分になる。浮き足立つというか・・・おとなしめのクイーンっぽい、といってもクイーンをちゃんと聴いたことは一度も無いのだが、スーパーバンドサウンド!ではないクイーンのあの体が浮くような音質がこのアルバムにも漂っています。あまりにシンプルで衝撃をまったくうけないが決してつまらないものではなく、たまに思い出したように、しかも、なんとなく、聴きたくなる、感覚としては「あ、そういえばアジタ聴きたいかも!聴こう聴こう」ではなく「アジタ、、、聴くか、、」という感じ。わっかるかなぁ。こういう感覚で聴く音楽って珍しいけど、実はこういうものをもっと必要としていると自分で思う。HOLIDAY以降の朝日美穂なんかはそういう感じになってきてる。ダウンロードとかデータで音楽を聴くということ、新しい音楽を聴く行為がますます自分の表層の感覚で取捨選択できて、それはリスナーの権利が拡大して良さそうなものだが、実際はそういうものを切り捨てていくことに少なからず繋がっている気がしてならない。CDを買うという行為、身を切ってCDというモノを買うという行為の前にある程度の判断が利くようになってきて、聴かずにレヴューやジャケット、レーベルなどの音以外の情報からの判断による失敗が少なくなればそれだけリスニングの体質も大幅に変わってくるのは当然だろう。それが良いか悪いか、過渡期である今判断するのは難しい、というよりも良いか悪いかなんて判断できる問題でもないだろうしする必要もない。ただ、もし10年後今のオレにとってのAZのような音楽を発見し続けられるのだろうか、もし、それができない、しないようになっていたらそれはとても残念だ。話が逸れた。逸れたついでに、、、最近ギターガールKAKI KINGジョン・マッケンタイアPDでCD出したけど、どういう感じになっているか気になるところだがAZに対するそれのような仕事をしていてほしいと思う。あ、AZのアルバムは名門DRAG CITYからです。そうです、レーベル買いでした、ハイ。