CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

Vincebus Eruptum

Vincebus Eruptum

「あとオレDMBQ好きなんすよ」「あー日本のブルーチアーってヤツ?聴いた事ないんだけど・・・」「いや、マジ最高にカッコいいっすよ(日本のブルーチアー・・・ブルーチアーってDMBQみたいなんだ・・・)」これ、昔TSUに割と音楽好きが多かった頃の僕と一番ディープな音楽好きだった方との会話です。かれこれもう4年も前の話ですがその方には今年2回ほどお会いしまして、いまだにディープな感じでした。それでつい最近やっと耳にしたブルーチアー、サイケ大好きとか言って聴いてなかったのが恥ずかしいけど、今更感(聴いてないくせに何が今更だ)と名盤だからいつでも帰るという余裕が購入を躊躇させていたんですが、だからといって別に聴いてなくて損したという感覚も特にない。轟音といってもなんというか老成しているというか、例えばナンか物凄くカッコいいものを聴いてしまった時にヤベェエエエエとか思うわけじゃないですか、今の若者は。でもそのヤベェエエエエを嗜めるような落ち着いた轟音?エディ・コクランのカヴァーから始まるせいもあってか、なんだかとてもイージーリスニングな、例えばそれこそピストルズやクラッシュを聴いているような安心感があります。いや、でも確実にカッコイイしエンヤみたいな癒しは全く無いんで勘違いされると困るんですが。それで、今聴いてみて、あ、確かにDMBQだな、と。というか増子さんの歌い方がブルーチアーの影響モロな感じもしますが、もっとデフォルメしたら増子さんになるような。ギターのドライブ感とかも重なるとこがあるけど、DMBQのが洗練されている。つまり、和製ブルーチアーというよりはブルーチアーチルドレンと言った方がしっくりくる。それにブルーチアーだけ目指してるわけじゃないしもっと色々な影響も受けてるに違いないし。目指すとこが全然違う。だからどちらも楽しめるんですね。