CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

朝フジモリの電話で起きる。起きるけどすぐ寝る。次に起きたら完全に集合時間を過ぎていました。とりあえずフラフラで荷物をまとめ、嘔吐、出発。多摩センター、当然昨日のヨッパライ2人は来ているハズもなく、怒りを通り越し呆れ果てた面持ちでドライバーもりんことFMV氏とちほちゃんは朝マックへ。俺車番と見せかけて嘔吐*1&放尿、そしてつっちーじゅんちゃんそれぞれ30分ずつ遅れ、じゅんちゃんに至っては家に迎えに行ってやっと起きるという酷い体たらくと一度目はワイシャツにトランクスに靴下、二度目はニット帽トランクス靴下という酷い姿で登場、去年U.G.MANと呼ばれた男は今年はパンイチ王子としてその名を轟かせた。そうしてなんとか出発、この時すでに9時ごろだったような希ガス。ヨッパライ三人が多大なるご迷惑をおかけしてます。そんなこんなでガッツリ渋滞*2に捕まってしまいました。ちなみに行きの車中で僕がかけたCDは以下、気になるのありましたでしょうか?
ファンファーレヴィカルパ漂流上手X-GAMEアット・ウォー・ウィズ・ザ・ミスティックス(神秘主義者との交戦)
石川インターだっけ?でトイレ休憩&高速下りてセヴンで休憩、そしてグリンパ駐車場に車を置きシャトルバスに乗り換える。シャトルが出発したところで携帯が無いことに気付く。止めるわけにもいかず、まぁ携帯が無いのは問題ないんだけどどこに落としたかわからないのが怖い、まぁ恐らくポケットのものが落ちやすいパンツをあと今日終了のオークション、一応念のため開始価格で入札してあるけどもうこの後入札できないし、後はまぁ色々不安ですし、写真もとれないですし、朝霧ついてテント設営し少し時間があったのだけどその時もとりに行こうか悩んだりしましたが、最高に眠いので諦めて寝ました。
一発目はどっちのステージにも興味ないのでその間も寝続け、レインボーステージのABD AL MALIKから。バックは左から鍵盤*3、パーカス、タンテ、ドラム、ベース。そして黒地に黄色の3ストライプのセットアップで登場するABD AL MALIK*4。スラムというらしい独特のスタイル、HIP-HOPのラップのようでもあり、時折スポークンワードのようにもなり、バックの演奏の効果*5もあってかどこかAEOC×ブリジット・フォンテーヌを髣髴させる。MC以外はフランス語なので理解できないがなんとなく熱いものが伝わる、伝えようとしているのがわかる。それは独特のアクションからも伝わってくる。一挙手一投足がキャッチーでありそして最高にカッコよかったです。
ムーンシャインのPNUMA TRIOへ。ドラム×ベース×キーボードのトリオでベースがラップトップもいじるという編成。軸はテクノですね、ジャムバンドのような緩い感覚は皆無です。踊ること以外をオーディエンスに選択させない音。最近こういうバンドをずっとやりたいと思っているのですが、ドラムにしても鍵盤にしてもセンスとテクが無いと成立しない、というか面白くないですよね、このバンドはそれを見事にクリアしていました。バウンスではROVOやSTS9を引き合いに出していました。ROVOなら〜Flageまでの宇宙音、エレクトリックな音色はSTS9にも確かに近いような気もしますが、もっと肌触りが硬い音。とにかくテックでエレクトロとでもいいましょうか。で鍵盤の人がノードリードを使っていることもあり、どうやらバークレー卒らしく、上原ひろみのカンフーチャンピオンなんかも思い出します。と色々引き合いに出すんですけど、この音でここまで硬派な感覚の音もなかなか無いですね。カッコよかったです。
レインボーでハナレグミを・・・と移動しようとするも出口の混雑が異常なのでそのまま次のTOM MIDDLETONで踊りながら食事、駿河なんとか丼というシラス、桜海老、黒ハンペンの名産とアボカド、何かのタレ、マヨネーズをぶち込んだジャンクな丼モノとBIGなチキン。食べ終えた頃ようやっと空いてきたので移動。ただレインボーの人が凄い量なのでテントで飲み食いしつつ聴く。フィッシュマンズのWalkin'in the rhythmのカヴァーをかなり長尺でやっていたのですが、そのサイケ具合に去年のくるりの惑星づくりを思い出しました。レインボーステージがフジのFOHを模している気もするし、そういう音出したくなるのもわかる気がします。
で、今日の僕にとってのメインTHE BAYSです。演奏前のアナウンスでBAYSのレコードやライヴに対するスタンスを翻訳機にかけたような日本語で流し、そこでもう一気にテンションがあがります。編成は右からベース、ドラム、何かゴチャゴチャした機材、鍵盤の4人が横一列。もうとにかく筆舌に尽くし難い圧倒的なパフォーマンスでした、とにかく一度体験してほしいですね。次来たら絶対見にいくし。今年のBEST ACTに早くも認定。
一旦テントに戻って、、、で、コーネリアスグループ。徹頭徹尾計算し尽くされたアレンジに音質に映像、総合的にHi-Fiなパフォーマンス、小山田圭吾という人の表現することへのこだわりの深さを感じさせるものでした。先端、洗練、POP、この3つの要素を完璧なパフォーマンスとして練り上げていく感じ、一時期ドラム5台とかでライヴをやっていたころを考えるとオーソドックスな4人編成のバンドという部分、その贅肉を削ぎ落とすようなシンプルさから洗練の度合いの追及が進んでいることを感じました。それでも、過去曲、POINTはともかくCOUNT FIVE OR SIXとかSTAR FRUITS SURF RIDERまでやるんだからオーディエンスが何を喜ぶか、ということも心得ているようで。とにかく感心させられること頻り。トラットリアとかエイプとかその周囲のごちゃごちゃ具合を敬遠して片耳でしか聴いてこなかったけど、今こそコーネリアスなんじゃないかと。でも結局客席から「おやまだく〜ん」て黄色い声が上がれば、ん〜やっぱ王子だな〜と妙な気分にもなりますが。まぁ仕方ないか、何だかんだでカッコよかったですし。あ、あらきさんのフルートも良かったです。石橋英子か!てな感じで1日目終了。

*1:殆ど何も食べていないので泡しか出ない

*2:事故見物渋滞だった模様、トラック横転してた

*3:グランド、ローズ、ピアニカを効果的に使い分けていた

*4:アブダルマリックと読む

*5:殆ど所謂HIP-HOPのようなフィーリングを持たない、ジャズの方が近い