16時過ぎ外出。吉祥寺へ。タワレコでCD1枚。
特典で
ラディッシュの種貰った。同じ建物、つまりヨドバシの8階にあるラーメン屋、ごくらーめんだっけな、そこで遅めの昼食。魚介出汁が特徴、最初味うっすいなぁと思ったら下の方に味の出る物体、あれなんだろう、とにかく細かいチップみたいのが沈んでました。ローソンでチケット3枚購入計12000円。むー。ユニオンへ、3枚購入。
そしてStar Pine's Cafeへ。今日は
山本精一さんの歌を聴きに来ました。
羅針盤解散後関西では色々な名義で歌を歌ってきたようですが、なかなか東京ではお目にかかれる機会が少なくて今日は楽しみにしていました。実は精一さんのライヴは
ROVO、
MOST、PARA、
想い出波止場などで何度か見ているわけですが歌を聴くのは初めて…あーと
想い出波止場は…まぁ…歌を聴くのは初めてです!基本は
エレキギター弾き語り、
シーケンサーやハーモニカなどもたまに使っていましたが。2曲目くらいで『なぞなぞ』に入っている「もの投げるなや」で“ものは投げたら壊れるんだ”というフレーズを歌った次の瞬間に
エフェクターが全部飛んで「あ、壊れたっ」と言ったのはアレ、アクシデントなのかな、それとも全部仕込み?にしては、その後の対応が素っぽかったような…一度引っ込んで再登場して「綿密に仕込んでいたものがすべてダメになったのでこの後はメチャメチャやります」と言っていました。」どこまで冗談かどこまで本気かわからん、この流れが
山本精一という人の像として明確な「つかみにくさ」を如実?虚実?に表しているようでおもろし。「僕らはみんな死んでいる」の歌はただ単に生きているを死んでいるに変えただけではなく「掌を太陽に透かしてみれば真っ赤に流れる僕の血潮」が「掌を太陽に照らしてみれば砂のように崩れる僕のからだ」に変わっていたりして思いつきではなさそう。換えられた詞がまた儚くてイイ。こんな聴きなれた歌も山本さんが歌うとメロディの良さとかが新しく伝わってくるから不思議だ。これが
山本精一の歌の持つ魅力だと思う、
スピッツのロビンソンなんかもそれが凄くよく伝わって
羅針盤を好きになったのを思い出した。今日は
渥美清の「
男はつらいよ」「
泣いてたまるか」も歌っていたのだが、これも本当にいい曲だなぁとしみじみ思わされた。かと思えば「23世紀梨」なんてふざけた曲
*1もあったりして。「もの投げるなや」ももう一度歌っていました。あとは同じく『なぞなぞ』から「あんなに好きだったこと」、そして『幸福のすみか』から「まさおの夢」これは本当に名曲ですね、いつか東口
トルエンズ
*2もカヴァーしてました。そして爆音の「
ツァラトゥストラはかく語りき」に合わせて“なにもない”と歌ったり。アンコールが確か2回あったのですが、二度目に時間的に後1曲だけ歌えるのだけど何がいいですか?と曲名をいくつか言った最後に「夢の半周」と言った瞬間内心「キター」と叫びました、今日はもし「夢の半周」が聴けたら凄くいいな、と思って来たのです。客席にしばらく沈黙があり僕もステージから少し遠かった
*3ので僕も黙って「誰か夢の半周って言えよ!みんな聴きたいだろ夢の半周!」と思っていたのだけれど誰も言いそうにないので「オレ言っちゃうよ、夢の半周言っちゃうよ」と思って言葉が肺のあたり
*4に来たところで前の方の女性が「空の名前」と言ってしまい、その曲をやることになりました。その時の落胆たらないです。聴けたらいいと思っていた曲を聴けるチャンスをみすみす逃すとは、僕はもうささやかな欲望の声をあげることすらも出来なくっているのか。一生をこうやって自分の本当に思っていることを外に出さずに終わるのか、そうなのか、ああああ、と。そのまま落胆し続けていたらどうなったでしょうか、そこまで本当にこのライヴに来て良かったと思っていたくせに自分が声を上げられないせいで自分が聴きたくなかった曲を聴けなくなったということでそれを全部無にして楽しいはずがない。ということで、おそらく「空の名前」もいい曲に違いない、それを聴きたい人がいるのだから。そうです、僕はこの「空の名前」を知らない、ならばいい曲かもしれないのに落胆しているせいでそれを聴き逃す、そんなバカなことがあってたまるか、と耳を切り替えました。それを早く切り替えられてよかった、本当によかった、果たして「空の名前」もいい曲だったのだから。そんなこんなで今日は本当にいいライヴを見れたなぁと心の底から思いました。また東京に歌を歌いに来てください。今度こそ「夢の半周」を聴きたいな、「空の名前」もまた聴きたいです。ちなみに「空の名前」は後で調べたらya-to-iの曲でした。聴いたことあるやんけ。ところでフライヤーの束今日は少なかったんだけどその中にPARAの2ndアルバムリリースパーティのフライヤーが入ってました。意外と早く次が出るんですね。楽しみ!