CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

MUMU/2005

6月6日なので。ダジャレです。ドラマー植村昌弘さん率いるMUMUのアルバム、まぼろしの世界からのリリースです。ドラム、キーボード、トロンボーンのトリオと妙な編成ですが、音はもっと妙。トロンボーンが入っていてリズムが変幻自在ということでTipographicaなんかは結構近いかなぁと思います。ドラムはともかくキーボードの音もトロンボーンの音もなんとなくモヤっとしていてどうも掴みどころがなく、隙間も結構多い、リズムもかなり複雑なので踊るのも難しい。そんなわけでこれを聴くことによってわかりやすくカタルシスを得るのは無理です。たまにメタルっぽいフレーズが入ったりもするんですが、これがまたとても間抜けな音に…。これを聴いているとTipoが複雑難解だと思っている人に言ってやりたい、Tipoは踊れるじゃないか、と。いや、MUMUも踊れるっちゃぁ踊れるんですが、まぁ踊る必要も別にないですが。頭には大量の?マークが残ること間違いなし。でも実はこの脱力感は結構癒し系の部類に入るのでは、とフと思ったりもする。かといって聴いた後癒されたなんてこれっぽちも感じないのですが。ちなみに無理やりナントカミーツで言うならば……言えないわ。