CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

WORLD BEAT 2008@日比谷野外音楽堂

てなわけで起きた時点での体温は37.9℃。しつこいですね、久し振りに体温測ったもんでちょっとした体温ブームになってるんですよ。で、昼間でに37.5℃まで下げました。ノンアルコール、水分補給、電車内での体温調節を心掛けるようにして後はもう野となれででかけました。なんたって待ちに待ったWORLDBEAT個人的には渋さ知らズのクロージングで暴れるための準備などで見逃したTHINK OF ONE、つまり04フジのリベンジですから。しかもその因縁の渋さももちろん参加のWORLD BEAT、なんと2年ぶりらしいです。全開はKONONOとかか。野音自体も久し振りなので相当テンション上がってます。体温は上げないようにしたいところ。出番は渋さ→THINK OF ONE→BALKAN BEAT BOXの順。BBBも見たいと思っていたグループなので本当に心待ちにしていたイベントです。渋さは去年のフジ以来です。なんだかんだで毎年見てます。メンバーは管と不破さんヒゴさん関根さんあとパフォーマー以外はもう全然わからないなぁ。少し喋り過ぎ感もある司会者の言うとおり本気のサウンドチェック、2曲ほどやりましたが、ライディーンカッコ良かったです。その後管と太鼓陣が客席中央の取材陣用?のスポットでヂンタ的なことをやってから本編、本編はナーダムで始まってフィッシャーマンズバンドとか股旅、でラストは本田工務店→仙頭、ステ吉で退場というこれぞ渋さという感じでした。ていうかギデオン*1がいた!続いてTHINK OF ONE、キャンピング・シャアビとともに。モロッコのグナワとの融合バージョンですね。グナワはここ最近興味のある音楽で手拍子や歌、独特な楽器*2が生み出す特有のリズムそしてグルーヴがトランス感覚をもたらすという不思議な音楽です。THINK OF ONEと結びつくとこれまた別の不思議な音楽に生まれ変わっていて、基本はイスラムっぽい節回しの女性ヴォーカルとギターキーボードのリフ、管楽器との交感、そしてドラムが刻む複雑なリズム。そして何故か腿に縦に乗せチェロのように弾くフィドルが絡み合ってなんとも言えぬ不思議で気持の良いダンスミュージックに仕上がっていました。とちゅう控え目にグナワ的なところもありましたが全体的にはそれほどグナワを押し出すという感じではなかったかな。ケミカルのガルヴァナイズをカヴァーしてたりしてこれがまたもともと彼らの曲なんじゃないかと思うぐらいマッチしていて面白かった。ギターでヴォーカルの彼がQ-TIPに見えたつって。ちなみにベースのおじさんの佇まいが最高にかっこよかった。ゲンブリ&カルカベ担当のチョビ髭のおじさんの踊りとノリもサイコー。続いてBBB、こちらは生と打ち込みを交えたアゲアゲなビートに鶏の鳴き声など色々なサンプリング、そしてバルカンブラス、ラップが乗るというこれまた代わったスタイル。ただ音楽的にはとてもわかりやすくノリやすいのでダンスホールレゲエなんかが好きな若者なんかも十分楽しめる感じでした。ラッパーの彼の動きが機敏で小気味良かった。驚きなのは彼らが初来日ということ、日本の呼び屋はもうちょっと頑張った方がいいと思うよ、ちなみに今回の来日組は日本のオーディエンスに満足したらしいのでこれからもっと見る機会が増える可能性はあるかも、後は呼び屋次第。特にBBBなんかは日本で開かれているどのフェスティヴァルでも機能すること間違いなしです。てなわけでメインアクトが終了してセッションタイムへ。ステージ上にはもうこれ以上乗らんやろうっつーぐらいの演者。この人数だしなかなか波長が合わず合い始めたかなーくらいで時間切れになってしまって残念でしたが、イベント全体でみればかなり内容の濃いイベントだったように思います。ビールが飲めなかったことだけは本当に体調管理のできなかった自分を恨むばかりです。そんなわけでこういう素晴らしいイベントはぜひ続いていって欲しいものです。ちなみに体調は素晴らしい音楽のおかげか踊って汗をたくさんかいたからか頗る良くなりました。ただイベントが終わって歩き始めると筋肉痛は復活しだしてしまってまだ治ってはいないなーっつう感じなんですが。熱は下がったようで回復に向かってはいるようです。新宿西口のスタバでお茶してから帰宅。

*1:Farmyard Animals Trio→CICALA-MVTA、ロンドンから来たナイスガイチューバ吹き

*2:金属製のカスタネットのようなカルカベやボ・ディドリーが持ってそうな形の低音が気持ちいい弦楽器ゲンブリなど