CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

AFRICAN HEAD CHARGE/VISION OF PSYCHEDELIC AFRICA

ヴィジョン・オブ・ア・サイケデリック・アフリカ

ヴィジョン・オブ・ア・サイケデリック・アフリカ

2005年作from on-u。AHCは実は初めて聴きました。朝霧に来たときは卒論やらレポートやらでヒーヒー言ってたので行けなかったし。このCDもon-u関連が一遍に入荷した時からあるので結構ずっとあるんだけど、音をなんとなく予想できてしまっていまいち手が伸びなかったというか。ちなみにうちのお店にはこれしか置いてないのでこれを聴いたのですがまぁ想像通りの音でした。もちろん想像通り良かったということですが。想像通りだったという感想はそれだけではいいのか悪いのかわかりづらいところがありますが…いや「想像通り」の一言であれば若干期待はずれのニュアンスが漂うか…なので使うときにはそれなりのフォローが必要なようです。グループ名にもアルバムのタイトルにもあるとおりアフリカなわけですが、アフリカといえば太鼓でしょ?というのはなんだかざっくりしててエスノセントリズム的な感覚でどうかと思うが、実際このアルバムは太鼓です。太鼓と声とささくれ立ったデジタル音をシャーウッドが飛ばすという。それが実にサイケなんだよ、と言われればある程度想像できてしまうという感じわかりませんか。わかんね?いやね、聴いたことあるんですよそういう感じの。何かって?FLYING RHYTHMS*1ですよ、ただAHCの方がFRよりはもうちょっと太鼓以外の音もあったりで、とにかくハードコアなFRと比べると「レゲエらしさ」みたいなものの要素は強いです。AHCの方がずっと歴史があるわけで、FRはそこからヒントを得たかどうかはわかりませんがそれをどんどん太鼓と(手法に特化した)DUBというタームにおいて純化していったというか。FRのことは置いといて。AHCは多作のようでどれをまず聞いたらいいかなーと思ってしまうけど、例えば多作な人でもZAPPAみたいなみんな違ってみんないいという人ならみんな聴けばいいけど、みんないいけどみんな同じに聴こえるというならジャケットやタイトルや評判で一番いいものをとりあえず持っていたいという気持ちがあって、AHCは後者のような気がするんだよなー。だからタイトルでいえばこれはバッチリです。ジャケットはちょっとボンヤリしているというか、イマイチ、過去作にもっと酷いのがありますがもっといいのもあるようです。音に関しては過去作のことはわかりませんがこれはとてもカッコ良かったです。つーかロンドンズーが頭から離れない…確かにサイケだわこりゃ。

*1:AHC来日時のエンジニアは内田直之がやっていてそれが音源になってるようです