Slapp Happy、Art Bears、Henry Cowなどのヴォー
カリスト、Dagmar Krauseによる
ブレヒト、ハンス・アイスラー、クルト・ワイル歌集。
ブレヒトといえば
三文オペラといえばわかる人もいるのかもしれませんが、僕はその辺はよくわかりません。ナチだ亡命だとなかなかきな臭い言葉が出てきたり、その辺の背景や元の演劇なども注視すべきなのかもしれませんが、とりあえずはダグマーの歌声を聴きたいということで割愛。つーわけで、ダグマーの素晴らしい歌声とそれを引き立てるような控え目な
室内楽的伴奏。Henry Cowはいまだ聴いていないのですが、スラップハッピーと
ファウストの悲しみのヨーロッパやArt Bearsなどの奇妙でシリアスなメロディラインとリンクすることも多く、その辺のダグマーが好きであれば、劇歌集だからと構えずに堪能していただきたい。実際僕がちょっと構えていた部分があったのですが。ところで、これを聴いて新たな発見があったのですが、Doorsの1stにAlabama Songというのがありますよね、あれは実は
ブレヒト/ワイルの曲だったんですね。当然アレンジが全然違うので、すぐには気付かないのですが、何か聴いたことのある旋律だなーなんだっけ、と。