CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

小雨ちゃん。手伝い3日目。昼休みに雨が上がったぽいので傘を持たずに出かけたらすぐ降ってきやがった。今日も2時上がりで多摩センターで漫画買って一旦帰宅。

バガボンド(30)(モーニングKC)

バガボンド(30)(モーニングKC)

のちバイト。今日は本格的な夏フェスコーナー移転作業。いつものようにカッターとカッターマットと定規を駆使してスッ、スッとやってたんだけど調子に乗るとよくないことが起こる、左手の人差し指の先を結構いい感じでサクッとやってしまった。うわーと思ったが血が全然出てこない。これは多分指の皮が厚いからだ。日ごろの鍛錬の賜物というところだろう。帰りには雨と風が物凄いことになっていてやっとこさ家に帰り着いて着替えようとしたところ金庫の鍵を持って帰ってきてしまったことに気付く。これはもうどうしようも何も店に戻る以外ないのだが、この雨風とこの時間、明日も朝早いのに最悪だ・・・と渋々出かける。明らかに、間違いなく、完全に、自分が悪いのだが、というか自分が悪いからこそ「クソ、俺以外全員死ね!」なんて八つ当たり的で身も蓋もない悪態が口をついて出てくる。という体で、さっき帰ってきた道をまた行くわけだが、駅近くの交差点の方から何やら叫び声のようなそれでいて機械的な怪音が聞こえてくる。何だ?こんな雨の日に。それとも工事でもしているのだろうか、と近づくとゴムが焼けたような嫌な臭いが漂ってきた。その交差点に近付いてようやっとそれが何かわかった。軽のワゴンが右折を失敗したのか中央分離帯に乗り上げてしまって、にっちもさっちもいかなくなっているのだ。それでこの音、この臭いか。とりあえず僕は急いでいるので素通り。もし戻ってきてまだいたら何かしら手伝ってやろうか、なんて考えて戻るとまだいる。どうやらカップルでどちらかが押してどちらかがバックで、という風にやるのだがビクともしないらしい。なので一人で押してダメでも二人ならなんとかなるかも、ということでダメもとで手伝ったら何と動いた。まさか動くと思わなかったのと、めちゃめちゃ感謝されたので、先ほどまでの腐った心が嘘のように晴れやかになり軽い足取りで家に再び帰り着いた。もし僕がやらかさなかったらあんな夜中、あの天候の中、彼らはどうなっていただろうか。ちなみに、店に戻り鍵を渡して再びその交差点に差し掛かる直前でお巡りさんとスレ違ったが彼は何をしていたんだ?アレてっきり解決しにいったのかと思ったぜ。ところが依然車はそのままだから、応援でも呼びにいったかな〜みたいなじゃあなんで俺一人の力が加わるだけで解決したのかな?気付かなかったの?あの音と臭い、怪しいと思わないの?雨合羽を着こんで懐中電灯ぶら下げて、耳と鼻が不自由なの?僕みたいな非力な無職が傘を置いて濡れながら手伝っているというのに、完全装備の屈強な公僕はルーティンの、体裁としての警らのみで交番に戻って暖かいお茶でも啜りますか?呼ばれなきゃ行かないか、頼まれなきゃ手伝わないか、まぁそう何にでもかかずらっているわけにもいくまいが、じゃあ何度も何度も自転車の防犯登録確認をするのは何でなんだよ、頼んでないし、呼んでないよ。僕はもう寝るよ。