CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

朝霧JAM'10 1日目

朝荷物を抱ええっちらおっちら出かける。多摩センターで待つこと数十分、もりんこカーが到着。もりんこと彼女のサオリちゃんと朝マックを買って車内で朝食し、こみちゃん宅へ。今回は当初6人だったのが結局4人行。予報では2日とも雨だが道路に乗るとやはりポツポツ来出した。先週に2日間雨の予報が出てからというもの雨の朝霧でどうやってどれだけ楽しむか、というのを何度も何度もイメトレしてきた。談合坂で談合し、カエルな犬を見かけたりして、なんやかや、本栖P。まだ雨も小降り、これならまぁ全然という感じでサクっとバスに乗り込み、サクっと会場着。まだテントもまばら、人数も少なく集合が時間かからなかったためかテントの場所取り及び設営もサクっとこなす。雨も殆ど降っていないようなもので助かった。今回俺はテキーラの瓶持参。もりたんの結婚パーティでもらったやつ、飲むチャンスを待っていた。もりんこテントで乾杯し飲み始め。
COOL WISE MAN with EDDIE'TANTAN'THORNTON
テントでのんびりと。この辺でサオリちゃんの友人のヒロくんとユカちゃんが合流。テント設営を何となく手伝い、トイレ&飯がてらちょいステージ前まで。CWMは初めて朝霧に来た06にMOONの原っぱで寝っ転がって聴いた以来。EDDIEのトランペットやヴォーカルを堪能。すでにこれまた自前のバーボンで酔っ払い状態のもりんこ。いい感じで雨が降ってくる。毎年食べているオムカレースープカレー状態でテントに戻る。大声で歌うもりんこがうるさい。雨が本格化。
加藤登紀子
もりんこテント内に入って和気あいあいとやる。雨音がうるさくてドラムのキック音以外殆ど聞こえない。眠いので寝る。起きて一旦自分のテントに戻る。
STIEVE NIEVE BAND
膝を抱えてテントを出られない。テンションがなかなか上がらないがこんなことではダメだ!雨がなんだ!とテントを飛び出す。Aサイトの斜面を駆け降りるが冷えたからか膝が外れそうになり戦慄を覚えた。ステージ前まで言ったがどうも気分ではない為ムーンへ。
AUTORA
ムーンはもうぐちゃぐちゃを通り越して沼、所々池になっていた。まぁでももう吹っ切れて来ているので構わずバシャバシャとステージ近くまで。すでに演奏は始っていてステージにはAUTORAの二人。ラップトップなど機材を弄りながらオリエンタルかつテッキーな感触の独特のダンスミュージックを展開している。そしてその後サポートに砂十島NANIとneco眠る森雄大を迎え、ヤマモトさんがベースに持ち替え人力のグルーヴを加えだすと何とも言えぬ新しいダンスミュージックに。演奏が進むにつれジワジワと音に飲み込まれていき後方のスクリーンに移された映像と相俟ってとても気持ちよくなった。足元は完全に水にひたひただけど。寒さは殆ど感じず。いや、いいですねAUTORA。
GOLD PANDA
パーカーフード被って登場の金大熊猫氏。マックとその他ドラムマシン?サンプラーシーケンサー?などの機材でどんどん音を重ねていく。見ていてラップトップよりも機材いじりの方が多かったような。なので見ていても飽きません。あんまり使われていないけどFree Beat…Flying Lotus派生系のDUB STEPにも通じるゆっくりとつんのめるビートメイキングに素っ頓狂かつキラキラしたウワものを被せるという。途中四つ打ちなども絡めつついい感じで盛り上げて最後はノイジーに締めるという短い時間の中でよくこれだけのヴァラエティ溢れる音の展開を纏め上げたなという驚きがあった。隣で騒ぐ外人トリオが邪魔だったが移動すると泥でサンダルが持ってかれ踊れないので我慢してひたひたの池ポジで頑張った。
そのままハイファナを見ても良かったのだが、ちょっと雨具の浸水具合に耐え切れず離脱、テントに戻ろうとちょうどトイレ朝霧食堂エリアを通り掛かる時、焚き火が設置され始めたのであたる。ポンチョから沸き立つ湯気。小一時間あたっていたら乾きそうなものだけど更に上から雨が降ってくるのであまり意味がない。でも温かいのであたる。一度テントに戻り一息ついて、そして再び焚き火にあたりに行くwww。そういや何も食ってない、と焼きそばを食う。結局正味1時間程焚火にあたっていたのではないだろうか…。
MANU CHAO LA VENTURA
まだまだ焚火タイムを続けたいところだったがもう10分もすれば始まりそうなのでステージへ。レインボーもかなりいい感じで沼化しているがもうそこは吹っ切れてるんで構わずジャブジャブ行く。ステージにはドラムとギターが数本。噂通りのトリオ編成か。時間になるとaswadのafrican childrenが流れ出す。異様な盛り上がり、1曲丸々流れた後マヌトリオ登場。鉢巻きを巻き素肌にシャツのマヌ。まずはフロント二人ともアコギ、マヌがギターを掻き毟りながら歌い、もう一人がラテンな旋律を奏でる、と書くととてもアクースティックなものを想像してしまうがそんなことはなくとてもエモーショナルで言葉は全くわからないが魂に直接訴えかけるとても激しく熱い音。紛れもないパンクだ。もう初っ端からやられてしまった、グッときた。そして演奏が進むと横の男がエレキに持ち帰る。するともう完全にハードコアだ。この雨の降り続く冷え切った朝霧、しかしステージの前は泥だらけのお祭り状態。僕の隣にいた男が妙に激しく踊るので跳ねっ返りの泥がとにかくかかるかかる。少し移動。そして踊る。マヌは汗だくの胸にマイクを叩き付ける。まるで鼓動を増幅したようなその音はマヌの鼓動でありオーディエンスの鼓動でもあった、会場がまさに一つの生き物、一つの魂だった。何度演奏を終えても鳴りやまぬ観客の合唱によるアンコール。そしてマヌは何度も応えるように登場し同じ曲を演奏し続けた。ここまで本格的に雨に見舞われた朝霧を体験するのは06から参加している僕にとっては初めてのことで正直何度も心が折れそうになったしテントの中で終えるのかとも思ったが思い切ってテントを飛び出して本当に良かった。
テントに戻る前に足のドロドロを何とかすべくもう終わってしまったムーンへ。いい感じの水たまりがあったのを覚えていたのでそこでドロドロをビショビショに変える。そしてまたちょっと焚火にあたり焼け石に水…逆か…ビショビショに焚火、ではあるが服の水分を蒸発させてからテントに戻る。ビショビショを拭いて着替えてそのまま就寝。降り続けた雨に耐え切れずテントは雨漏りを始めた。大した雨漏りではないけれど、夜中何度か起きて天井を拭いたりした。