CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

朝起きて今日はどうしようかということを決める。とりあえず「キンタマニだけは絶対行きたい(どういうところかは知らないが)」「ブサキ寺院(バリヒンズーの総本山)というかブサキでなくてもいいから寺に行きたい」ということから北の方は一番疲れていない初日がいいんでないかということになり、ホテルで車のチャーターをする。フロントの人の旦那が20分後にホテルに迎えに来た。プティという髭のナイスなオッサン、後で気付いたがサングラスをかけると江戸アケミにしか見えない。日本語はちょっとした単語、後訛りの強い英語しか喋れないのでコミュニケーションが難しい。まぁペラペラ喋れるヤツよりいいかなあと。とりあえず出発。まず、BATIKという日本語でいう更紗の染めている光景を見にいく。ここはなんとなく肩慣らしという感じか。チャイニーズ観光客が多い。基本的に僕らが回ったところで日本人をみることは殆どなくだいたい欧米人かチャイニーズだった。日本人何してるんだ?次に向かったのがコーヒーやカカオなどのプランテーション。バリの伝統的なコーヒー云云ということをプティが言っていて、タダでコーヒーやココアやジンジャーティーやレモングラスティーを飲みながら景色を眺めるという俺の好きなタイプの観光、バリの煙草をその場で巻いて焚く、贅沢だ。煙草を買って次はトゥガラランの棚田を見にいく。これは壮観であった。そしてキンタマニ高原へ。ここはとても涼しい。これまた荘観のバツール山とバツール湖を見下ろしてランチはバリ料理のバイキング。ここにきてようやっとちゃんとしたバリ料理を食べたような。ちょっと高かったがたらふく食ってビンタン(星という名のビール)も飲んだのでまぁ満足。ここでプティからブサキは観光案内ボッタクリがひどく、かといって縄張りがあるので自分が入って案内することもできない、なのでここはブサキと同じくらい由緒のありキンタマニからの距離も同じくらい、そして自分が案内できるクハン寺院というのがあるんだけどそれにしないかという提案。ブサキは総本山だからという拘りも特に固いものではないのでそれに乗る。クハン寺院はガイドブックには乗っていないのだがバリでもかなり上位の寺院になるらしい。成る程門からして荘厳なのである。中に入れば犬しかいないが確かに古刹名刹の雰囲気、ズーンと立つガジュマルに圧倒される、ガジュマルの上には小屋がある、プティはかなり敬虔なヒンディーなのか熱心に説明してくれ、僕らも熱心にそれを聞くもんだから完全に寺マニアと勘違いされたに違いない。ブサキにいけなくても全然問題ない、素晴らしいお寺だったよ。この後ウブドへ。モンキーフォレストで猿を真直で見る。猿の所作。聖泉を辿る。ウブドマーケットへ。猥雑な市場、大体三万、赤ん坊を抱えた物乞い、ドリアンの匂い、ちょっとしたカルチャーショック。を抱えて帰ホテル。足の悪いニシムラをホテルに残し、酒を調達する為2キロくらい歩いたが見つからず。ホテル近くにもあったがゲートみたいので入れそうも・・・。仕方なくサークルKに行く。ビンタンの大瓶6本、水1.5リットル2本、そしてつまみどうしようかぁと言っていると時任三郎似の現地人が「つまみ?」といってイロイロ薦めてきたり。日本語ペラペラ、どうも今度日本人と結婚するとか。辛いの大丈夫ならと薦めたポテトチップスは全然辛くなくて時任の株はその瞬間暴落したが。ホテルに戻って(この時点でオレは腹を下し始める、帰国まで続くが軽症なので平気)から三人で夕飯を食いに行く。ホテル近くの地元の人が行くようなワルン(大衆食堂)へ。このチープさに感動する。矢鱈辛いので汗かきのオレはビショビショである。値段も一人日本円にして100円くらいと安。その後ホテルでビンタン祭り。今日はこれでお終いハ。