CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

Spangle Call Lilli Line/Nanae

Nanae

Nanae

ポスト・ロック・コーナーから。ポスト・ロックという言葉への憎悪(憎悪ですよ、憎悪、なんかイヤ、とか、そういうレヴェルではないです)が日増しに強くなる僕ですが。今回もです。一番こだわってんのはテメェじゃねぇかという話もありますが。まぁクダ巻いてると思って聞き流してください。で、これなんですが、至極良質のポップスです。例えばon button downなんかとても近い気がします。scllが気になっていた理由も僕はちょっと変わっていて(変わっているのかどうかはわからないけど)例えば、このアルバムは益子樹サンガツのメンバーが参加、ということでWeatherとかそういうのが好きな人の手元にしか行かないのではと思わせるような雰囲気を漂わせているというか僕は感じてしまっていて、どうも苦手というか、実際聴いたらサンガツ(聴いたことない)もイメージを覆されたなんてことにもなりそうだが、その苦手意識というのが例えばポスト・ロックにしてもシカゴ音響にしてもマイブラチルドレンにしても抱いているような、どうもちょっと明文化し難いので申し訳ないがアレ(それらに与するアーティストがダメということではない、実際ポストロックとかシカゴとかマイブラとか言われている音で好きなものもある)なのである(数学の先生はアレが多い(このネタはわからない人はスルーしてください))。そんな感じでもう端っから視界の隅に追い遣っていた方の人たちなのですこのscllも。で、何でおれがちょっと気になるようになったかというとマイアミオールというバンドがありまして、そこのメンバーが「TRACE」というアルバムにホーンで参加してると、マイアミオール自体は聴いたことないんですが、そのメンバーというのが初期NATSUMENクラリネットを吹いていたIZUさんなんです。ハイ、ここです、初期MENを見ていない人に自慢するようでアレですが(数学の先生はアレが多い)いや、自慢してるんですよ?初期MEN見ていない人は一生後悔した方がいいです、NATSUMEN好きで初期MEN見ていない人は嘘です、というか似非です、というか阿瀬です、いや、阿瀬さんは初期MEN見ている、というかメンバーか、なんのこっちゃい、そうです、そのつまり初期MENコンプレックスとでもいいましょうか、例えばサラダバーにしてもマイアミオールにしてもつまりそういう初期MENコンプレックスをどうにかするためには聴かなければいけないわけです。後期MENが悪いわけではないしもちろん大好きだし、でも初期MENを越えることは出来ない、話が大幅にズレてきたのでそろそろ軌道修正始めたほうが良さそうですが、そのIZUさんがscllにゲスト参加したとなれば気にならないはずがない、というか気になってしかたない、それは、このアルバムではないですけど。それで今回初めて聴いてみて思った、SCLLから僕を遠ざけていたものがナンであるか漠然とではあるが認識していたがもうそんなことはどうでもいいし「今まで何で」とかも今更思わない、SCLLの例のアルバム買おう、そういうことです、長長と書いて言いたいことはそれだけです。ええ。オススメです。ポスト・ロック?なんぼのもんじゃい!!!ポストでもロックでもなくて瑞々しい最高のポップスじゃい!