GSY!BEは名前がカッコ良すぎる。名前だけでファンになる価値がある。名前だけでファンになれるバンドなんて他に
DMBQとEINSTURZENDE NEUBAUTENくらいしか思い浮かばないよ。ってな感じで名前があまりにカッコ良いので名前負けしてたらどうしよう・・・と今までスルーしてきたんですけど、恐る恐る聴いてみたら・・・イイ!イイじゃないですかぁ。何となく想像していたよりも聴き易かったですが、全体的な印象としては割と想像通り。
シガーロスとか
モグワイみたいな王道のジワジワ上げる感じ
*1を踏襲しつつも、肉体的なバンドアンサンブルという方向から見ればその二つよりも秀でていると感じました。なので、シガロスや
モグワイに付きまとう陰鬱さや気だるさ
*2とは無縁、ストリングにしてもシガロスのような耽美的な用い方ではなくて、
擦弦楽器の音の軋みが重要なフックになってここでも肉体的なノイズを効果的に聴かせる妙があると思います。弦楽器にしてもそうですが色々な音のいちいちジャストな配置が映像を喚起するようでもあります。一瞬クラシックを聞く姿勢
*3に持っていかれることもあったり。またハイライトでの肩透かしするようなリズムの転換や意表を突く変調などがポストロックと名づけられて一括りにされてしまった
*4バンドとは一線を画しているような気がします。なんつーか、んー自分で書いてみて読んでみてよく伝わってないなぁと思う、まぁ色々と面白いです。
アルビニ録音です。