■

LIVE at 東京キネマ倶楽部 7/7 2006

ROVOとアルゼンチン音響派と呼ばれる人たちの交感の記録とでもいいましょうか。この会場の東京キネマ倶楽部というのが一度だけ行ったことがあるのですが、元キャバレー*1でロケーションも舞台も雰囲気があっていいところです。そのせいもあってか全体的に良い雰囲気に包まれています。ROVOのような激しさ、アルゼンチン音響派と呼ばれる人たちが出す音に通じるような静謐さ、そのどちらが押すわけでもなく、静かに静かにジワジワと音が織り込まれていって盛り上がる、しかし盛り上がってもそれが爆発することによって迎えるカタルシスのないまま段々と静まり演奏が終わるという。で、演奏が終わってジワジワと快感が会場全体を支配していくようなそんな夜だった、という趣です。七夕の夜に鶯谷のキャバレーで地球の真裏の音楽家を呼び寄せ共に織り上げた天の川なんてロマンチックな表現をしてみたくなるような。これ見に行けばよかったなぁ。

*1:キャバクラではなくキャバレー、荘厳な内装のラインダンスとかやりそうな劇場です