菊地成孔が抜けてその編成において類稀なる奇妙なバランスを獲得してしまった
芳垣安洋のバンドの2作目。
ワールドミュージックとか、
ジャムバンドとか、
プログレとか、ジャズとかそういうもの全ての要素を内包しつつそれらの言葉による枠組
*1やらを軽く蹴散らすほどの柔軟さは実に
サイケデリックである。音楽によってもたらされる拡張、それのなんたるかをわかっているわからせてくれる。大切なのはリズムであり、メロディであり、歌心であり、ユーモアであり、攻める姿勢。ごくごく当たり前のこれらをごくごく当たり前に用意できないバンドが多すぎる、
VINCENT ATMICUSを聴けよ、ごくごくあたりまえのものでこれだけのものを作れるんだって。何が言いたいって、
VINCENT ATMICUSライヴやんないんですか?皆忙しいからとかそんなんわかってるけど、このメンバーの誰見たって一番見たいのはVINCENTでのプレイなんだけどなー。ちなみに今度ナッヂナッヂの新譜が出るそうです。んー気持ちをそっちにシフトするのもアリ。