CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

朝霧JAM08 2日目

去年一昨年と朝霧では夜が明ける前に皆で起きて富士さんの向こうから出てくる太陽を拝んでいたが、今年は起きられなかった。僕が起きた時には辺りは完全に朝であった。トイレに行って戻ってきてテントの入口のハンモックに揺られていると外で誰かがキタキタと言っているのでもしやと思い外に出るとそれは日の出であった。つまり空が明るくなったからといって日が出たわけではない、それはつまり富士さんの向こうに出て朝になっても富士さんで隠れてしまっているということだ。うっかりしていた。まあでも出てすぐを拝めたのでよしとしようか。ホットカルーアで暖まる。そういえば今年は雲が多かったせいか寝るときにあまり寒さを感じなかったのだが。テントに戻りトランプをしたり寝たりして結局今日の一つ目のライヴは見逃してしまった。TUFFSESSIONを見るつもりだった。メインステージでの佐藤タイジの歌がテントには聴こえてきたが眠気の方が強かった。起きる。メインステージでKitty,Daisy&Lewisを見る。姉姉弟の3人兄弟という。この3人がヴォーカルだったりギターだったりドラムだったり代わる代わるやったりする。他にはベースに女の子とギターにおっさん。5人で何と言うか戦前のダンスホール音楽の様な、ロックンロールの前身のような、レトロスペクティヴな音楽をやっている。衣装もそれに沿っている。実にノリがいいのでビールを煽りながら踊るのがいいや。続いてG.LOVE。なんとなくとっても緩いのを想像していて、本当はこれの裏を見るつもりだったのだけど。酒が進んで移動するのがしんどくて見たのだが、思っていた緩さはほとんどなく、ヒップホップでブルースでロックでカッコ良かった。気分に合ったということもあるだろう。続いてpupa。pupaはとにかく原田知世。とにかくかわいい。まあちょろっと見ただけなんでそれぐらいしかわからん。ムーンに移動しTHE HEAVYMANNERS。これがもう大変良くて。ストイックな姿勢でDUBの持つ切れ味に磨きをかけにかけた殺し屋のレゲエ。以前見たREBEL FAMILIAのライヴも相当鋭い切れ味だったがルーツな音の分レゲエに対する過剰な愛情が伝わってくる。僕はレゲエが好きだけど、レゲエなら、裏打ちなら、なんでもいいわけではなくて、例えばこのHEAVYさんとかこだまさんの本当に真摯な演奏を聴くとその辺に転がってるなんとなくレゲエの皮を被ったヤツらの正体を片っ端から暴きたくなる。本当にカッコいいです。メインに戻りTHE CINEMATIC ORCHESTRA。眠気に勝てず正直殆ど覚えていません。ソウルフルな女性ヴォーカルが良かった印象があります。起きたら激しい頭痛、を携えてテントに戻りDACHAMBOを聴きながら帰りの準備。ここに来て本格的に雨が降ってきた。びしょびしょになりながらテントを畳んで去年同様あるいて駐車場まで。帰りはF氏の運転で。談合坂休憩、天一食って帰宅。おつかれさまでした。