CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

Space Machine/3

Three

Three

ノイズ界の絶叫王子山崎マゾが趣味で集めたアナログシンセやエコーマシーンでピュンピュンの宇宙空間を作るプロジェクト、それがSpace Machine。日頃から聴覚から始まる宇宙へただならぬ憧憬を抱いている僕としてはもう名前とコンセプトそれだけで価値があります。まあ内容はといえばとにかくウォンウォンとかピュルルルルとかシュンシュンシュンとかリズムもなければメロディもなく曲展開も糞もない本当に宇宙音垂れ流しという感じで、これで踊ろうとか到底無理、そんな音楽でアルバム3枚も出すマゾさんは本当に偉い!そしてそれを3枚とも持っている俺はただのアホ。ちなみにこの3枚目は元々アナログ2枚組で出されたアルバムなのですが、2枚目はギターにAMTの川端さんとシンセ、テルミン、エコーマシーンにナスカカーの中屋さんを迎えたライヴ音源となっていまして、ちなみにナスカカーの『お願いです、CD買ってください』でも同様のセッションがあり、それもやたら良かった。ちなみにCD版ではどこからライヴ音源なのかはちゃんと聴かないとわかりません。Space Machineの音には例えば宇宙的な音楽と評される音楽にありがちな突き抜けるようなカタルシスや緩やかなアンビエンスなどそういう感はありません。ただただ放り出されるような、本当に寂しい、百年の孤独、二十億光年の孤独。