Souliveメンバー含むFUNKバンドの久しぶりの2枚目、らしいです。去年のフジで、マークスチュワートと
スパークスの合間に見たのですが、その前日がブーツィ祭で、FUNK腹が一杯になったのか、疲れていたか、とにかくそんなにガッツり見たわけではなく側方から座ってという感じだったので場所も悪かったか随分低音を聴かせているなーという印象で正直あんまりだった。FUNKにおけるベースはもちろん低音でガッシリ支えるのもそうだけれど、実はリード楽器だと個人的には思っていて、FUNKYであるかどうかってのはギターのカッティングとかオルガンとか凄い歌唱力とかよりもリズム隊がFUNKしてるかどうかということが重要。そのライヴではまぁ僕のいた場所のせいかもしれんがベースは余りに低音を強調しすぎて随分全体をモッサリさせてしまっていたようだ。と、思い出話はここまでに、このアルバムだが、随分とソリッドなアルバムだ。ホーンセクションもしっかりいるのだけど音の歯切れがこれでもかというぐらいハッキリしていて黒さとか汗臭さはあまり感じられない。ドラムもスネアのテンションが高くてかなり固い音。カーティスのMove on upを
Dweleをヴォーカルに迎えてカヴァーしたりしているのだけどそれも随分ドラムがド派手で速い。演奏のテンションも高くカッコいいか悪いかっていったら十分カッコよいし、要素要素は間違いなくFUNKなのだがFUNKYだなぁとはあまり思わせない妙なアルバム。