CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

The Exciting Trio/In Chicago There Is Willy

IN CHICAGO THERE IS WILLY

IN CHICAGO THERE IS WILLY

僕が最近大好きなIcy DemonsのBlue HawaiiことGriffin Rodriguezが参加するトリオだから三人組。どのメンバーもIcyと深い関わりがあるようだ。しかしIcyのような音はまったく期待しない方がいいかな。もっとストイックに、シリアスに、無感情に*1、Jazzのようなことをやっている。Jazzのようなこと、とはまたよくわからないが、例えばこれがJazzかと言っていいかというと、言っていいような気もする。がJazzをJazzたらしめん何か、この場合僕がJazzとかほとんど聴いたことないくせに勝手に感じている何かなので浅薄なものだと思って読み流してくれればいいけど、Jazzを3つにわけたとする、ここではJazzかJazzyかJazzのようなもの、三者何が違うのと思うかも知れんがそれぞれすべて微妙に違う。Jazzは「いわゆるJazz」、Jazzyは「Jazz風味」、Jazzのようなものは「Jazzの体裁をとった何か別のモノ」というまあ言い換えても今一つ要領を得ないがつまりそういうことなのだ。わからんか。Jazzのようなものとはつまり悪い言い方*2でいえば紛い物、Fake Jazzと訳せればいいがそう呼ばれているものが既にあるのでそう呼ぶのは憚られる。しかしラウンジリザーズは結局Jazzだろうかそうじゃないだろうか、そこの是非を議論するつもりは毛頭ないが、でもあの感触はJazzと呼んでいいものか僕は迷うしJazz風味といってしまうのは何だか見当外れな気がする。このトリオとラウンジリザーズとはまったく違うのだけれど、そういう言葉遊びでいうなら同種としてもいいかも。だからこれはJazzのようなもの。ちなみに僕は人脈聴き、つまりパーソネルの網を辿ってここまで来たわけだけど。例えばブルーハワイが別にやっているバブリコンなんかもこれと一緒に買ったのだけどあれは割とIcyと近くてなるほどーという、人脈聴きをした時の手応えをしっかりと感じたのだけど、これは全然ないね。もっと別の衝撃があったかといえばそういうのも特になかった。でもなんかよく聴く。静かで主張がなくて、と見せかけて結構あちらこちらで面白いことをちょこちょこやっててそれが嫌味じゃなくて。何度も聴いてみたくなる何か*3を持っていることは確か。ファーストインパクトを求めるあまり試聴機のいいなりになっている生活では出会えないような音、それにこうして出会えてからこそ大事にしたい、というようなことをほんのささやかにだけれど思った。

*1:これはある側面からみればIcyにも通じるか

*2:良い言い方かもしれない

*3:中毒的なコトでは全くない