CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

WEATHER presents Dudley Benson Japan Tour 2012@渋谷7th floor

今日はエレグラだそうで、面子的に当然行きたかったのですが、夜中のイベント、チケ代高い、遠いの三拍子でスルー。ただ何か悔しいので気になっていたDudley Bensonのライヴを昨日予約し行くことに。夕方渋谷へ。今日新装開店の渋谷タワレコを見学。新宿の時に比べてあまりネガティヴな印象は抱かなかった。新宿も慣れてしまってそうでもないのだけど。2階にできたカフェが印象的。カフェの入り口で嶺脇社長を見かけました。思ったよりもスラッと背の高い人で。またソウルフロアではクルーエルの瀧見さんとスレ違ったり。何だか盛り上がってますね。今日は手持ちもあまりなくチケ代とNRQのremix12inchを買うつもりできたので物欲を抑え退出。ユニオンへ。しかしながら見当たらない、2日前くらいに渋谷店は在庫余裕みたいなことがあったのだけど全然見つからない。地下から一番上まで全部見たけど見当たらず諦めようと思ったが一応店舗在庫検索をしてみるとやはり在庫ありになっているので店員さんに聞いてみたところ取り置きなんですと。売り切れではなく最後の一枚を誰かが取り置きしてるってこと、悔しいがどうにもならんし、くまなく探したせいで無駄に時間食ってしまったので急いで7thfloorへ。客入りはボチボチ。いくらHEADZ主催、岡村詩野さんも激推しのDudleyとはいえやはり地味なイベントではある。DJは佐々木敦さん。個人的にはあまりピンと来る選曲ではなく良くもなく悪くもなく…という感じ。
木下美紗都と象さんズと蓮沼執太
デビュー時から気になりつつも未チェックだった木下さん。思っていたよりも小柄で華奢な女性。と象さんズはピアノ、ヴォーカルに木下さん、ドラムにd.v.dなどのJimanica、ギターにdetune.の石塚周太というトリオ。まずはトリオでの演奏。いかにもweatherらしい、というとつまらない表現ではあるが、優しく柔らかさのある歌。浮遊感もあれど、歌詞が聞き取りやすく詩もとても素敵だった。トリオの演奏も主張せず埋もれずという歌伴として最適。蓮沼執太が合流すると木下さんは歌のみにシフト、蓮沼さんがピアノとヴォーカルという形態に。ここから蓮沼さんの曲を演奏ということなのだろうが、これがまたポップで素敵な歌なのだが木下さんの歌に比べ捻じれたセンスと言葉遊び、擬音などが駆使されていて、それが象さんズとの演奏で聴けるというのはこれはちょっとプレミアムなのかもしれない。とても良かった。そしてまたトリオで演奏、でおしまい。
Dudley Benson
Twitterでの佐々木さんの紹介、及び岡村さんの推薦で俄然気になっていたDudley。ニュージーランドマオリ族の音楽を研究し取り入れた、ポリフォニックなコーラスのフォークという印象を持っていて、CDはまだ聴いていないが動画で少し聴いた感じだとあまりライヴを想像できなかった。何人で来るのか?とか考えていたがライヴは一人で行うようだ。ルーパーで重ねていったり?とか。本人の写真など見ても寡黙な男が淡々と演奏するのを想像していたが見事に裏切られた。まずDudleyは髭面ではあるが小柄でつぶらな瞳をした男の子、という感じ。オレンジのつなぎで登場し音源はほぼラップトップからで、たまにキーボードも弾く程度。そして歌いながらヴォーカルエフェクトをコマ目に切り替えるという感じ。ヴォーカルエフェクトもリヴァーヴとコーラス程度とシンプル。そして軽くダンスしながら歌う。まるでアメリカンスクールの歌の上手い女の子が学園祭で歌うような感じ。しかしながら音楽はマオリポリフォニーコーラスや鳥など。トラックはもっとフォーキーなものを想像していたがかなりポップでビョークボン・イヴェールなど次々と例えを思い浮かべるがどれも当てはまらない不思議な感じ。そしてこの7thフロアというステージもその音と絶妙にズレていてそれも何だか奇妙で面白かった。Dudleyのステージでも蓮沼さんが数曲共演。Dudleyがピアノヴォーカルで蓮沼さんがnovationのシンセを演奏。ただnovationの音がかなり聴き取りづらくてそこは残念だった。Dudleyは若くまだまだ有名ではないからだろうか、日本でこうも温かく迎えられたことに感動した様子だった。MCも曲紹介を日本語で用意して一生懸命やっている姿が健気で、立ち居振る舞いも髭面の男なのに少女感があってとても可愛かった。また日本に来て今度はもっと大きいステージでバンド編成なんかで見れたらまた面白いだろうなと思いました。
天下一品食べて帰ろうと思ったが混んでたので諦めて食わずに帰る。