フランスの生音HIP-HOPバンドの新作。一昨年の朝霧で見たとき相当カッコ良かったです。今年のフジにも出ます。相変わらず流行ってるけどどれ聴いても同じに聴こえていまいち好きになれないジャ
ジーブレイクスだメロウヴァイヴだなんだの括りにされてしまいそう、確かに演奏はジャ
ジーではあります、がライヴでもそうだったけど僕が一緒くたにしているそれらの何となく一歩引いたような洒脱さとは明らかに姿勢が違います。ライヴではもちろん、CDからでもビシビシ感じる攻めの姿勢、これは去年これまた朝霧で見たアブダルマリックもフレンチですが、フレンチのHIP-HOPには本場や日本のそれに無い独特の鋭さがあって、それはフランスという土地でしか生まれないようなフラストレーションだとかやその他もろもろをフランス人にしかない感覚フランス人にしかできないやり方で作りだしたからこそということなのでしょう。同じフォーマットでやっても生まれ育った土地・環境が確実に音に影を落とすということを感じるにはお誂え向きなほどHIP-HOPはわかりやすく自由であるということを思います。こういうことが僕がHIP-HOPに魅力を感じるところなのかもしれません。
