CLOSE TO THE STRAIGHT EDGE

formally known?? as ANGLER ON THE HILL

FUJIROCKFESTIVAL'11初日

朝。雨ですねー。グダグダしていたらNATSUMEN間に合わなくなった。オアシスでおにぎり&ケンチンの朝ごはん。あの人がブヨにやられてしまったので僕みたいに野蛮に自分で適当にやらせるわけにもいかないので救護室へ。リムーバー、薬、バンドエイド、氷で冷やす、としっかり応急処置してくれたみたい。その後もそこまで酷くならなかったようなので今後ブヨにやられることがあれば迷わず救護室に直行が良いようですね。しかし今まで無縁だったあの人もブヨにやられてしまうとは、今年はもしかしたら多いのかも、この後僕はブヨ野郎の面目躍如のもう一か所行かれてます。相変わらず自分で適当に処置する僕は、慣れてんのかブヨが辛すぎて辛いという風にならない境地、Master of ブヨ。ということで今日はオレンジコートからスタート。途中ホワイト後方からSOUL FLOWER UNIONを3曲ほど堪能。
THE MIDDLE EAST
オーストラリアのFLEET FOXESと呼ばれることもある彼ら、僕らがオレンジコートに辿り着いた時にはその惹句から、来るステージあるいは時間を間違えたかと思うようなギターノイズに会場は包まれていた。そもそもCDで聴いていた時点で確かにFLEET FOXESを思わせる部分もあるにはあるがそれ以外の音楽性がFLEET〜のそれとはまったくベクトルを異にしていたためある程度の予想はできていたのだがこれほどまでにノイジーであるとは思いもしなかった。ステージには6人のむさ苦しい男(この点はFLEET〜に通じるw)と可愛らしい女が一人(これは大いに違うww)。ギターやバンジョーを持ちかえたりしながらアシッドな曲を演奏していくが、時にノイジーに時にダイナミックにロックしていくなどなかなかヴァラエティに富んでいる。ステージ端にいる女の子はノードを演奏するのだが時々フルートを吹いたりコーラスをしたりしてそれが彼らのアシッド感を高めてとても良い。その後ろに立つ一番怪しげな髭の男は鈴が沢山ついた長い棒を錫杖の様に床に叩き付けたり鍵盤を操ったりしていて彼もこのバンドの雰囲気の演出に一役買っている。更にもっと色々なポイントがあったようにも思うがステージでの入れ替わり立ち替わりが多くこれ以上は記せないがとにかく決して無駄に盛り上がるタイプの音楽ではないけれど、それにしてはまったく退屈することなく楽しめた。また見たいな。最後の曲を聴きながら隣のステージへ移動。
NOAH AND THE WHALE
このバンド、いくつかの動画で見た曲とメンバーにヴァイオリン奏者がいるということで楽しみにしていたがライヴは正直悪くはないものの特に面白いとも思えなかった。ヴァイオリンもあまり効果的に使っているとは思えない。ちょっと次に見るのが遠いこともあり早々に切り上げ移動。
GRUFF RHYS
SUPER FURRY ANIMALSのフロントマングリフのソロ。確かソロ公演が中止になったんだったか、それを見に行こうか迷っていて結局見に行かなかったのだけどフジに出演が決まったのでリトテンの裏という被りに悩んだ挙句スルーしていたソロのCDを買って見ることにした。どんなセットで来るのか楽しみだったがグリフはキーボード、ギターを演奏、それ以外にギター、ベース、ドラム、キーボード、と意外にシンプルなバンド編成。曲も新譜からの曲を中心にソツなく演奏していく。グリフのメロディセンスと歌声に楽しい気持ちになること頻り、僕の目の前でリンゴスターの孫娘もはしゃいでいた。日本語で大きく書かれた「拍手」「終わり」などのボードが彼の日本好きやユーモアを表わしていて和んだ。
MANU CHAO LA VENTURA
去年の朝霧以来のマヌチャオ、今回はベースも加えた4人編成。朝霧とほとんど変わらないセットだったけれどその太っちょのベースが実はかなり重要な役割を担っていておそらくこのLA VENTURAの完成形がこの4人なんだろうと思わせた。朝霧の時と違い後方で落ち着いて踊りました。数曲聴いてオレンジコートへ移動。
AFRICAN HEAD CHARGE
05年の朝霧のリベンジ。ずっと見たかったんだぜ。つって。ステージにはギター、ドラム、キーボード、ベースに座って叩く大太鼓による演奏で始まる。そして登場したボンジョアイと謎の老ドレッド。この老ドレッドは結局ボンジョが放ったペットボトルを片づけた以外はボンジョを傍らでずっと見守っているだけだった。何者?僕の周りではお父さんか師匠だろうということを話していたがお父さんということで落ち着いた。真相は不明。エンジニアは内田直之。エイドリアンが来るかなぁと思ったが前回の来日同様の彼、貫禄のダブワイズでした。ボンジョは時折コンガなどを叩いたりもするが基本はマイクを握り締めラスタファリを歌い、曲間には語る、そしてヤマン、ジャー、ラスタファーライを叫ぶ。熱い男だった。ヘヴンへ移動。
AMADOU & MARIAM
裏のSCRATCH&教授と迷ったがこちらを選んで本当に良かった。パーカッション、キーボード、ドラム、ベース、DJ、二人の女性ダンサーに囲まれ中央で寄り添う夫婦。これだけでちょっと感極まった。そして熱狂のアフログルーヴにとにかく踊った。マリアムがアマドゥの丸い頭を撫で回す仕草に愛を感じ楽しい気持ちになった。女性ダンサーの身体能力全開なダンスに驚愕しパーカッション男の狂乱にニヤニヤが収まらなかった。この後も3日間素晴らしいステージをたくさん見ることになりなかなか一番を選ぶのは難しいが間違いなくベストアクト級、今日だけで言えば文句なくベストアクトでした。
あまりに満足し過ぎてWidspread Panicをぼんやり聞いてB.A.Dを見ずに帰幕。グリーンステージを通りがかるときちょうどアレだけやらんかなぁと言っていたら本当にやって笑った。Viva La Vida!